最新! 心臓デバイス攻略本

  • ページ数 : 200頁
  • 書籍発行日 : 2023年2月
  • 電子版発売日 : 2023年1月16日
4,950
(税込)
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商品情報

内容

最新の高度なデバイス技術が身につく入門書

ペースメーカ・ICD治療の最前線について、適応、機能・特徴の要点を押さえて、わかりやすく解説する。適応のエビデンス、主要メーカー製のデバイスの機能・特徴比較一覧も付いているから、さっと学べて、ぐっと納得できる。初学者に必携の頼もしい一冊!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文

はじめに


心臓デバイスは目覚ましいスピードで進化し続けています。ペースメーカにおいては、徐脈の治療を行うことはもとより、「いかに自然で生理的な心拍を再現するか」、植込み型除細動器(ICD)においては、致死性不整脈を停止させることはもとより、「いかに痛みを伴うショック作動を起こさないように致死性不整脈を停止させるか」ということに重点が置かれるようになりました。また開発当時は「デバイス患者へのMRIは禁忌」ということが常識でしたが、現在では「一定条件を満たせばMRI撮像は可能」という認識が一般的になりつつあります。その他にも、デバイスの小型化、長寿命化、各種モニタリング機能など、以前の心臓デバイスとは比較にならないほど改良が重ねられています。

一方で、進化し続ける心臓デバイスを扱う医療者側にも、高度な知識が求められるようになりました。ペースメーカで言えば、「心拍数の設定」だけでは不十分であり、「ペーシングモード」、「レートレスポンス機能」、「ブランキング設定」、「遠隔モニタリング」など、個々の症例に応じて考慮すべき設定が数多くあります。さらに昨今では、メーカー独自の機能が備えられたデバイスも数多く存在しています。それぞれの機能が各メーカーの強みとなっている一方で、どのような症例でどの機能が有効なのかを判断するためには、あらかじめそれぞれの機能や特徴を十分に理解しておくことが必要です。しかしながら、施設ごとに扱うデバイスメーカーに偏りがあったり、次々に新しい機能が登場するため、他社製品と比較して、どのデバイスが患者さんにとって最適なのかを判断することは容易ではないと思います。

本書では、その道のスペシャリストであられる先生方から、心臓植込み型デバイスについてご解説いただきました。執筆にあたっては、できるだけ平たい言葉でメーカーごとに違う機能・特徴や使い分けにも触れながら、ご説明いただくようお願いしました。本書が心臓植込み型デバイスにかかわるすべての医療者の知識整理、アップデートに役立てられれば幸いです。

最後になりましたが、本書を刊行するにあたり、企画意図を理解しサポートしていただいた共同編著者の永嶋孝一先生、岸原 淳先生、そして執筆を快諾していただいたすべての共著の先生方にこの場を借りて深く御礼申し上げます。


2022年12月

小竹康仁

目次

・はじめに

・監修・編集・執筆者一覧

【第1章】ペースメーカ

1 ペースメーカの適応疾患

2 ペースメーカの基本(ICHDコード)

3 ペースメーカの仕組み①

4 ペースメーカの仕組み②

5 ペースメーカの機能

6 リードレスペースメーカ

【第2章】ICD

1 ICDのエビデンス

2 ICDの仕組み①

3 ICDの仕組み②

4 ICDの機能

5 ICDの設定方法

6 皮下植込み型除細動器(S-ICD)・着用型自動除細動器(WCD)

【第3章】CRT

1 CRTの適応

2 CRTの設定・機能

【第4章】刺激伝導系ペーシング

1 ヒス束ペーシング

2 左脚領域ペーシング

【第5章】植込み型心電計

1 植込み型心電計の適応・機能

2 植込み型心電計の実際

【第6章】トラブルシューティング

1 リード断線・損傷、磁場干渉などのトラブルシューティング

2 ICD、デバイス感染などのトラブルシューティング

【第7章】デバイス植込み術後の管理

1 デバイス植込み術後の基本管理

2 遠隔モニタリングの活用

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書籍情報

  • ISBN:9784840481489
  • ページ数:200頁
  • 書籍発行日:2023年2月
  • 電子版発売日:2023年1月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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