形成外科 2015年12月号【特集】人工真皮の現況と展望

  • ページ数 : 140頁
  • 書籍発行日 : 2015年12月
  • 電子版発売日 : 2023年2月24日
¥3,080(税込)
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商品情報

内容

第58巻12号:人工真皮の臨床使用は,当初は皮膚欠損創に人工真皮を貼付し,真皮様組織が自然に構築されるのを待って分層植皮術を行うという手法が用いられた。その後は様々な手法が考えられ,急性創傷だけでなく慢性創傷にも適応が拡がっている。また, 2009年にグリコサミノグリカン(GAG)添加の人工真皮も臨床使用が可能となり,病態に応じた使い分けも可能となった。

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序文

企画にあたって


日本において人工真皮の臨床使用が始まって20 年が過ぎました。人工真皮を使用する目的は,深達性の皮膚欠損創にこれを貼付し,真皮様組織が自然に構築されるのを待って分層植皮術を行うことで皮膚全層の再建を行うことでした。再生医療の先駆けとして大変注目され,また有用な方法ではありましたが,真皮様組織が構築されるまでの期間において感染やコラゲナーゼによる融解など,創の状態によっては良好な真皮様組織が構築されない問題点もありました。その後,真皮様組織の構築を促進させるようなさまざまな手法が考えられ,急性創傷だけではなく慢性創傷にも適用されるなど,人工真皮の用途は拡がりを見せています。

また,当初は日本で開発されたグリコサミノグリカン(GAG)が添加されていない人工真皮に使用が限られていましたが,2009 年にGAG 添加の人工真皮も臨床使用が可能となり,病態に応じた人工真皮の使い分けも可能となっています。

そこで,日本における人工真皮を用いた再生医療の現況,さらには今後の展望について話題を提供すべく本特集を企画いたしました。

創傷を扱う形成外科医にとっては,人工真皮を理解し使いこなすことは必須の手技であります。特に,本企画が若い形成外科医の参考となれば幸いです。


金沢医科大学形成外科 川上重彦

目次

随想「屋久島縄文杉」 上田晃一

特集:人工真皮の現況と展望

企画にあたって 川上重彦

bFGF徐放性人工真皮の基礎的評価と臨床応用について 河合勝也ほか

人工真皮内の血管構築について 副島一孝ほか

人工真皮を用いた難治性皮膚潰瘍の治療 高見佳宏ほか

人工真皮と陰圧閉鎖療法を用いた皮膚・皮下組織欠損の治療 島田賢一

人工真皮を用いた皮膚悪性腫瘍の治療 安倍吉郎ほか

人工真皮と自家培養表皮を用いた広範囲熱傷の治療─待期的植皮への変化─ 村松英之ほか

連載

形成外科Topics!

日本形成外科学会の経済事情を聞く 鈴木茂彦

形成外科NEXT─次世代の本音─

形成外科の完成形を目指して 元村尚嗣

私の心に残る1症例

No.18 内田 満

教室だより北~南

(12)横浜市立大学 形成外科学教室 前川二郎

経験

頭蓋顎顔面領域における生体内分解吸収性骨接合材料の中長期における臨床評価―SuperFixsorb MX(R)使用症例の検討― 徳中亮平ほか

症例

メッシュ感染による腹壁瘻孔に対し大腿筋膜張筋皮弁が有効であった1例 山田萌絵ほか

その他

当院における形成外科専攻医マニュアル―手術手技の「教えと学び」についての考察― 西関 修ほか

米国のOSHA(労働安全衛生庁)規制―特に手術室で発生する電気メスの煙について― クレ カツヒロほか

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書籍情報

  • ISBN:9784014105812
  • ページ数:140頁
  • 書籍発行日:2015年12月
  • 電子版発売日:2023年2月24日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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