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臨牀消化器内科 2023 Vol.38 No.9 GERD 診療Update 2023
臨牀消化器内科編集委員会 (編) / 日本メディカルセンター
商品情報
内容
本特集は,2021年に「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021」(改訂第3版)が発刊されたことを踏まえ,わが国のGERD 診療の現況と実践について,各分野のエキスパートの先生方に概説いただく目的で企画された.(巻頭言より抜粋)
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序文
巻頭言―本特集を企画するにあたって―
2018年以来,5年ぶりに,本誌ではGERD(胃食道逆流症)の特集が組まれることとなった.1990年代までは「酸関連疾患といえば消化性潰瘍」が常識であったが,それから四半世紀を経て,上部消化管疾患の大きな疫学的変化があり,欧米諸国と同じく,わが国でも「酸関連疾患といえばGERD」となったのは,誰もが認める事実であろう.本邦におけるHelicobacter pylori感染率の低下がこうした疫学的な動向に関係していることは間違いないが,これに加えて,消化管症状のコントロールを重視する医学の方向性が,上部消化管の臨床対応にも大きく影響している.機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群,非びらん性逆流症(NERD)など生命予後への直接の影響がない(あるいは小さい)疾患は,以前は軽視されがちであったが,QOLを含むさまざまな視点から,「症状主体の病態」に対しても適切な臨床対応をすべきという考え方が広がったことは,実臨床において多くの医師が感じる近年の大きな変化である.本邦のGERD臨床の基幹となる「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン」は2009年に初めて公開されたが,症状に基づく酸分泌抑制薬の使用を示唆したガイドライン初版が,こうした流れを推進する大きな役割を果たしてきた.
本特集は,2021年に「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021」(改訂第3版)が発刊されたことを踏まえ,わが国のGERD診療の現況と実践について,各分野のエキスパートの先生方に概説いただく目的で企画された.「GERD診療ガイドライン」は発刊から10年を超え,日常臨床における指針として定着しているが,本号では,ガイドラインのみではカバーしきれない一歩踏み込んだ諸病態の背景や専門家ならではのtips,最新のトピックスにも触れていただいた.また,実地医家の先生方の理解が少しでも深まるように,いくつかの項目では,具体的な症例をなるべく紹介するように配慮していただいた.本号を読み込むことによって,上部消化管のmost common diseaseとなったGERD診療の理解と実践がより進むとともに,日常診療における座右のハンドブックとしてもお役立ていただくことを,期待したい.
この3年間,大波が幾度となく押し寄せるCOVID‒19パンデミックの影響で,医療従事者の疲労と緊張は,常に厳しい状態が続いている.そんななかで,貴重な原稿のご執筆にお力添えをいただいた諸先生方に重ね重ね御礼を申し上げるとともに,本号が上部消化管の臨床に携わるすべての先生方に,少しでも多く活用いただくことを願うばかりである.
山道 信毅
東京大学医学部附属病院予防医学センター/消化器内科
目次
【特集目次】 「GERD診療Update 2023」
巻頭言 /山道 信毅
1.GERDの疫学/大島 忠之
2.GERDの病態/川見 典之 他
3.GERDの診断/増田恵利香,秋山 純一 他
4.GERDの内科的治療/石村 典久
5.GERDの外科的治療・内視鏡的治療/増田 隆洋,矢野 文章
6.上部消化管術後食道炎/萩原 信敏,野村 務 他
7.Barrett食道/眞部 紀明 他
8.GERDの食道外症状/浅岡 大介
9.GERDと睡眠障害/栗林 志行 他
10.GERD診療における生理機能検査―基本と応用/稲森 正彦 他
11.食道運動機能障害に起因するGERDと関連諸疾患の鑑別/畑 佳孝,伊原 栄吉 他
12.GERDガイドライン―海外と日本の比較/沢田 明也 他
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書籍情報
- ISBN:9784004003809
- ページ数:112頁
- 書籍発行日:2023年7月
- 電子版発売日:2023年7月20日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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