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脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕
商品情報
内容
脳卒中対策の必読書
全140項目中66項目を改訂した最新版
『脳卒中治療ガイドライン』は最新のエビデンスを反映させるなどの目的で、例年、全面改訂の約2年後に追補版を発売してきましたが、近年の本領域の進歩は長足であり、今回は全140項目中66項目を改訂しました。エビデンスレベルの高い新しいエビデンスを加えたほか、新しいエビデンスはないものの推奨度が現実と乖離しているものなども見直したため、今回は「追補」ではなく「改訂」として発売しました。
電子版では、デジタルならではの検索機能やリンク機能で皆様を強力にバックアップ。
知りたい情報をいつでも簡単にご参照いただけます。
もちろんマーカーやメモ機能も搭載。紙の本と同じように、メモや覚え書きを残しておくことが可能です。
■セット商品について
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目次
Ⅰ 脳卒中一般
CQ Ⅰ-a 非弁膜症性心房細動(NVAF)による心原性脳塞栓症の一次予防に、直接阻害型経口抗凝固薬(DOAC)は有用か?
CQ Ⅰ-b 脳卒中急性期のリハビリテーションは、いつから開始することが推奨されるか?
1 脳卒中発症予防
1-1 危険因子の管理(1)高血圧
1-1 危険因子の管理(2)糖尿病
1-1 危険因子の管理(3)脂質異常症
1-1 危険因子の管理(4)飲酒・喫煙
1-1 危険因子の管理(5)心疾患
1-1 危険因子の管理(6)肥満・メタボリックシンドローム、睡眠時無呼吸症候群、末梢動脈疾患など
1-1 危険因子の管理(7)慢性腎臓病(CKD)
1-1 危険因子の管理(8)血液バイオマーカー
2 脳卒中急性期
2-1 全身管理(1)呼吸
2-1 全身管理(2)血圧、脈、心電図モニター
2-1 全身管理(3)体温
2-1 全身管理(4)意識レベル、鎮静(せん妄対策)
2-1 全身管理(5)栄養など
2-1 全身管理(6)体位など
2-2 合併症予防・治療(1)感染症
2-2 合併症予防・治療(2)消化管出血
2-2 合併症予防・治療(3)痙攣
2-2 合併症予防・治療(4)頭痛
2-2 合併症予防・治療(5)深部静脈血栓症および肺塞栓症
2-3 Stroke Care Unit(SCU)・Stroke Unit(SU)
2-4 リハビリテーション(1)評価(機能障害、活動制限、参加制約の評価)
2-4 リハビリテーション(2)予後予測
2-4 リハビリテーション(3)急性期リハビリテーションの進め方
2-5 地域連携
Ⅱ 脳梗塞・TIA
CQ Ⅱ-a 脳梗塞軽症例でも遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクティベータ(rt-PA、アルテプラーゼ)は投与しても良いか?
CQ Ⅱ-b 狭窄度が軽度の症候性頚動脈狭窄患者に対して頚動脈内膜剥離術(CEA)は推奨されるか?
1 脳梗塞急性期
1-1 経静脈的線溶療法
1-2 経動脈的血行再建療法
1-3 抗血小板療法
1-4 抗凝固療法
1-5 抗脳浮腫療法
1-6 脳保護薬
1-7 血液希釈療法
1-8 高圧酸素療法
1-9 その他の内科治療(1)低体温療法
1-9 その他の内科治療(2)脂質異常症治療
1-9 その他の内科治療(3)神経再生療法
1-10 開頭外減圧術
1-11 その他の外科治療
2 TIA急性期・慢性期
3 脳梗塞慢性期
3-1 非心原性脳梗塞(1)抗血小板療法
3-1 非心原性脳梗塞(2)頚動脈内膜剥離術(CEA)
3-1 非心原性脳梗塞(3)経動脈的血行再建療法(頚部頚動脈)
3-1 非心原性脳梗塞(4)経動脈的血行再建療法(頚部頚動脈以外)
3-1 非心原性脳梗塞(5)EC-ICバイパス術
3-2 心原性脳塞栓症(1)抗凝固療法
3-3 危険因子の管理(1)高血圧
3-3 危険因子の管理(2)糖尿病
3-3 危険因子の管理(3)脂質異常症
3-3 危険因子の管理(4)メタボリックシンドローム・肥満
3-4 塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS、Cryptogenic stroke)(1)抗血栓療法
3-5 奇異性脳塞栓症(卵円孔開存を合併した塞栓源不明の脳塞栓症を含む)
3-6 その他の内科治療(1)脳代謝改善薬、脳循環改善薬
3-6 その他の内科治療(2)ヘマトクリット高値、フィブリノゲン高値
3-6 その他の内科治療(3)神経再生療法
Ⅲ 脳出血
CQ Ⅲ-a 脳出血急性期における血圧高値に対する厳格な降圧療法は推奨されるか?
CQ Ⅲ-b 抗血栓療法(ビタミンK阻害薬、直接阻害型経口抗凝固薬、抗血小板薬、ヘパリン)中の脳出血急性期における血液製剤・中和薬投与は推奨されるか?
1 脳出血の予防
2 高血圧性脳出血の急性期治療
2-1 血圧の管理
2-2 止血薬の投与
2-3 脳浮腫・頭蓋内圧亢進の管理
3 高血圧性脳出血の慢性期治療
3-1 高血圧
4 高血圧性脳出血の手術適応
4-1 開頭手術、神経内視鏡手術
5 高血圧以外の原因による脳出血の治療
5-1 脳動静脈奇形
5-2 硬膜動静脈瘻
5-3 海綿状血管腫
5-4 静脈性血管腫
5-5 脳腫瘍に合併した脳出血
5-6 抗血栓療法に伴う脳出血
5-7 慢性腎疾患・腎不全・透析患者に伴う脳出血
Ⅳ くも膜下出血
CQ Ⅳ-a CTで脳槽の描出が不明瞭な軽症くも膜下出血症例では、腰椎穿刺を行うことが推奨されるか?
CQ Ⅳ-b くも膜下出血の遅発性脳血管攣縮の予防に持続髄液ドレナージ留置は推奨されるか?
1 発症予防
2 初期治療
3 脳動脈瘤一治療法の選択
4 脳動脈瘤一外科的治療
4-1 時期
4-2 種類と方法
4-3 周術期管理
5 脳動脈瘤一血管内治療
5-1 時期
5-2 種類と方法
5-3 周術期管理
6 脳動脈瘤一保存的治療法など
6-1 保存的治療法などの概略
7 遅発性脳血管攣縮
7-1 遅発性脳血管攣縮の治療
Ⅴ 無症候性脳血管障害
CQ Ⅴ-a 無症候性脳梗塞に対して抗血小板療法は必要か?
1 無症候性脳梗塞および大脳白質病変
1-1 無症候性脳梗塞
1-2 大脳白質病変
2 無症候性脳出血
3 無症候性頚部・頭蓋内動脈狭窄・閉塞
3-1 無症候性頚部頚動脈狭窄・閉塞
3-2 無症候性頭蓋内動脈狭窄・閉塞
4 未破裂脳動静脈奇形
5 未破裂脳動脈瘤
5-1 診断とスクリーニング
5-2 発見された場合の対応
5-3 治療
Ⅵ その他の脳血管障害
CQ Ⅵ-a 動脈解離に対して抗血栓薬の投与は推奨されるか?
CQ Ⅵ-b 出血発症の脳静脈洞血栓症に抗凝固療法は推奨されるか?
1 動脈解離
1-1 内科的治療
1-2 頭蓋内・外動脈解離の外科治療
1-3 頭蓋内・外動脈解離の血管内治療
2 大動脈解離
3 もやもや病(Willis動脈輪閉塞症)
3-1 外科治療
3-2 内科治療
3-3 出血発症例に対する治療
4 小児の脳血管障害(もやもや病を除く)
4-1 頭蓋内狭窄・閉塞
4-2 その他
5 妊娠・分娩に伴う脳血管障害
6 脳静脈・静脈洞閉塞症
7 可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)
8 片頭痛
9 高血圧性脳症
10 脳アミロイド血管症
11 血管性認知症
11-1 抗認知症薬
12 全身疾患に伴う脳血管障害
12-1 凝固亢進状態(Trousseau症候群ほか)
12-2 遺伝性脳血管障害
12-3 線維筋性形成異常症
12-4 高安動脈炎
12-5 血液造血器疾患(真性多血症、本態性血小板血症、血栓性血小板減少性紫斑病ほか)
Ⅶ 亜急性期以後のリハビリテーション診療
CQ Ⅶ-a 回復期リハビリテーション病棟からの退院時期は、どのようにして決定すべきか?
CQ Ⅶ-b 尖足もしくは下垂足に対する短下肢装具の作製は、どの時期に考慮すべきか?
CQ Ⅶ-c 亜急性期以後の服薬アドヒアランスの低下は、脳卒中再発予防にどう影響するか?
1 亜急性期以後のリハビリテーション診療の進め方
1-1 回復期のリハビリテーション診療
1-2 生活期のリハビリテーション診療
1-3 機能改善と活動性維持のための患者および家族教育
2 亜急性期以後の障害に対するリハビリテーション診療
2-1 運動障害
2-2 日常生活動作(ADL)障害
2-3 歩行障害(1)歩行訓練
2-3 歩行障害(2)装具療法
2-4 上肢機能障害
2-5 痙縮
2-6 疼痛
2-7 摂食嚥下障害
2-8 低栄養
2-9 排尿障害
2-10 失語症および構音障害
2-11 高次脳機能障害(失語症を除く)
2-12 脳卒中後うつ
2-13 精神症状(脳卒中後うつを除く)
2-14 体力低下
2-15 痙攣
付録
表1 Japan Coma Scale(JCS)
表2 Glasgow Coma Scale(GCS)
表3-1 National Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)
表3-2 National Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS) 評価時の注意点
表4 日本版modified Rankin Scale(mRS) 判定基準書(mRS信頼性研究グループ)
表5 CHADS2スコア
表6 modified Ashworth Scale(mAS)
表7 Brunnstrom Recovery Stage(BRS)
特長1
主な改訂点
★抗血栓薬や血栓溶解薬などの記載変更について
抗血栓薬については、その一種であるDOAC(直接作用型経口抗凝固薬)の高齢者適応のほか、DOACの中和剤に関する記載も増やしました。また、血栓溶解薬は使用開始時期によって効果が左右されますが、起床時発見もしくは発症時刻不明の虚血性脳血管障害患者に対するエビデンスなどを加えました。さらに、くも膜下出血の治療後に生じる可能性がある遅発性脳血管攣縮については、新たに登場した治療選択肢にも触れるなどの変更を行いました。
★危険因子としての糖尿病・心疾患・慢性腎臓病(CKD)の管理について
主に糖尿病治療で使われるGLP-1やSGLT-2などの薬剤には、近年、新たなエビデンスが得られていることから、推奨度を含めて記載を見直しました。
★文献検索
前版以降の2020年1月から2021年12月までに発表された文献を新たに対象として検索しました。この範囲外の文献でも、特に重要な内容と認めたものは、委員会として妥当性を検討した上でハンドサーチによる文献の追加を行いました。
★エビデンスレベルと推奨度
Oxford Center for Evidence-Based Medicine 2011のLevels of Evidenceを用いて引用文献のエビデンスレベル設定を行い、すべての引用文献にエビデンスレベル(1~5)を示しました。推奨文には推奨度(ABCDE)と、エビデンス総体レベル(高中低)を示しました。推奨度は、エビデンス総体レベルの強さ、「益」と「害」のバランス、患者の価値観などの影響、コストや医療資源の問題を考慮して、総合的に決定しました。
特長2
特長3
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書籍情報
- ISBN:
- ページ数:332頁
- 書籍発行日:2023年8月
- 電子版発売日:2023年11月2日
- 判:A4判
- 種別:アプリケーション版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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