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産婦人科の実際 2024年1月号 73巻1号 特集 産婦人科医必携 最新の細菌・真菌感染症に対する薬の使い方と留意点Ⅰ 【電子版】

  • ページ数 : 108頁
  • 書籍発行日 : 2024年1月
  • 電子版発売日 : 2024年1月23日
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商品情報

内容

臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。今号の特集テーマは「細菌・真菌感染症の薬の使い方」です。産婦人科医が知っておきたい抗菌薬の選び方,使い方の詳細を解説していただきました。

序文

企画者のことば

近年,未知の感染症の広がりや,それによって引き起こされた社会の混乱に至るまで,感染症への関心は高まる一方です。過去においては抗菌薬の開発が盛んに行われた時代には,感染症は撲滅されるとの安直な理解が医療者のなかにもあった可能性があります。その一方で,われわれ医療者が過信していたことを反省すべき様々な課題が生じはじめ,あらためて感染症への対策には油断が許されない事例を目のあたりにしています。

思い起こせば,人類の感染症との戦いは有史以来,社会の基本的な構造を変えるほどの影響をもたらしてきました。近年でもHIV 感染症,重症急性呼吸器症候群(SARS),ジカウイルス感染症,腸管出血性大腸菌(O157)感染症などの感染騒ぎの挙げ句に,COVID-19 の世界的な感染の広がりに見舞われました。それに対して人類の英知で1 つずつ解決策を見出してきました。しかし,感染症は人類の生活に密着した課題でもあり,共存しなくてはならない課題でもあります。様々な新規の感染症が発生するたびに,世界はこれに対する対策に必死に克服する努力をする一方で,新たな変異による感染症が発生してきました。なお解決できない感染症は少なくありませんし,今後も新たな感染症に襲われる危険性は疑いのない歴史的教訓です。

本特集では,産婦人科医が知っておく必要のある細菌感染症に焦点を絞って,その治療と留意点について最新の知識をまとめる特集を企画しました。細菌感染症に対して,抗菌薬の予防投与から,実際の治療に至るまでの病態に対する使用薬剤の選択,そしてもう1つ懸念されるのが耐性菌の発生とそれに対する対策です。予防投与を含め,安易な治療方針が,かえって重篤な感染を引き起こす可能性につながることを防ぐためにも,適切な薬剤の使い方を整理し,学ぶことが重要と考えての企画です。

本特集は2 回に分けて,感染症の専門家に実臨床に役立つ解説を執筆いただきました。すべての臨床家に有用な特集となることを期待しております。


末岡 浩
Kou Sueoka 静岡社会健康医学大学院大学(教授),慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター

目次

特集 産婦人科医必携 最新の細菌・真菌感染症に対する薬の使い方と留意点I

総論

1 産婦人科領域における抗菌薬治療

 早川 智

2 妊娠中に生じる細菌感染症に対する薬の使い方

 高野 知憲

3 微生物検査とその活用

 上蓑 義典

各論

1 細菌性腟症に対する帯下Gram染色標本検鏡の有用性と投薬法

 島野 敏司

2 淋菌感染症の薬物療法と妊娠時の母児への薬の使い方

 河村 省吾

3 新生児GBS感染症(早発型)の予防策:スクリーニングおよび抗菌薬療法

 宮越 敬

4 頸管炎と絨毛膜羊膜炎の検査と産前産後の薬の使い方

 木下 真由

5 性器クラミジア感染症に対する抗菌薬の選択と留意点

 高橋 聡

シリーズで学ぶ最新知識

思春期女性を癒す漢方 第4回 YUKI-ONNAと呼ばないで−冷え性の治療−

 池野 一秀

今日の話題

不妊治療をしながら働く女性、キャリアへの影響

 市川 智子

診療

分娩時に診断される常位癒着胎盤に対する新たな子宮温存手技 −TURIP法−

 二井 理文

臨床経験

性成熟期女性における子宮内膜異型増殖症と子宮体癌症例の臨床的検討

 尾臺 珠美

症例

レボノルゲストレル放出子宮内システムが180°回転して子宮筋層内へ迷入し、子宮鏡下に回収できた1例

 伊賀川 奨大

母体バセドウ病に合併した胎児甲状腺腫に対し、超音波検査を用いた甲状腺機能スコアリングシステムにより甲状腺機能評価を行い胎児治療を行った1例

 島瀬 奈津子

海外文献から

大分大学医学部産科婦人科学講座

・卵管異所性妊娠に対するゲフィチニブとメトトレキサートの併用療法第III相試験(GEM3)

・ホルモン避妊薬と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)併用における静脈血栓塞栓症

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書籍情報

  • ISBN:9784003107301
  • ページ数:108頁
  • 書籍発行日:2024年1月
  • 電子版発売日:2024年1月23日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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