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最新主要文献とガイドラインでみる 脳神経内科学レビュー 2024-’25

  • ページ数 : 488頁
  • 書籍発行日 : 2024年5月
  • 電子版発売日 : 2024年6月6日
¥19,800(税込)
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商品情報

内容

2年毎に発行の“レビューシリーズ"、脳神経内科待望の2024-’25年版!

脳神経内科分野のエキスパートによって厳選された、直近2年間を中心に国内外で発表された最新の文献レビューです。
広く脳神経内科関連の最近のトピックスを把握でき、専門医はもちろんのこと、専門医を目指す方にも最適な一冊です。

序文

序文


脳神経内科領域の基礎・臨床研究そして臨床における診断と治療の進展はめざましく,しかも各領域は絶えず細分化され拡大しつつある.脳神経内科医にとって,各領域の最新の情報を得て知識をアップデートすることは至難の業になってきている.このような悩みを短時間で容易に解消するツールとして企画されたのが『最新主要文献とガイドラインでみる 脳神経内科学レビュー 2022-’23』であった.幸いにも多くの脳神経内科医の先生方に好評を持って迎えられたが,出版後早2年が経過した.このたびこれに引き続く各領域の最近の進歩を短時間でcatch upしていただく目的で企画されたのが本書である.

本書では,前版同様,脳神経内科の広範な領域を,「脳血管障害」,「認知症」,「運動系の障害」,「運動神経疾患類縁」,「脱髄疾患」,「自己免疫性脳炎・硬膜炎」,「末梢神経疾患」,「筋疾患」,「神経系感染症」,「代謝性疾患」,「頭痛」,「てんかん」の12の疾患群に分け,さらに「神経(脳神経内科)系疾患における新たな治療・新薬の動向」,および「新たな診断技術・臨床検査の動向」の2章を加え,計14の章からなる構成とした.

本書は,原則として2021年9月から2023年8月までの2年間に国内外で発表された主要論文を各領域の第一人者に解説していただく,という編集方針で作成された.読者の対象はすでに臨床の場で活躍されている脳神経内科専門医とした.なるべく前版とは異なる著者にご執筆いただく方針としたが,疾患により継続性を考慮して同一著者にご執筆いただいた項目もある.

脳神経内科医は,広い疾患範囲をすべて最新の知識を持って患者の治療に当たらなければならない.しかし,経験を積むにしたがって,個々の脳神経内科医にとって得意領域ともいうべき専門領域ができ上がることが多い.このような状況は領域ごとに,日本脳卒中学会,日本パーキンソン病・運動障害疾患学会,日本認知症学会,日本頭痛学会,日本てんかん学会などの専門の学会が設立されており,多くの脳神経内科医が所属していることからも容易に理解されることと思う.当然のことながら,自身の専門とする領域に関しては,知識は年々ブラッシュアップされていくものの,専門外の領域についてはついつい最新の知識の獲得に疎くなる.年1度の日本神経学会年次学術大会で,すべての領域の進歩を聴講することは可能であるが,内容をすべて理解し十分に習得することは極めて困難である.本書は,このような専門医にとって脳神経内科領域全般の動きと進歩を俯瞰するよき助けとなるものと確信する.本書が,わが国の脳神経内科診療の向上に少しでもお役に立てば幸いである.

最後に,ご多忙にもかかわらず,各項目について最新の文献を網羅的に検索し,ご執筆いただいた著者の先生方に心から感謝の意を表する.


2024年4月

湘南慶育病院院長/ 慶應義塾大学名誉教授 鈴木 則宏
東海大学医学部内科学系脳神経内科領域主任・教授 永田栄一郎
大阪公立大学大学院医学研究科脳神経内科教授 伊藤 義彰

目次

I章 脳血管障害

脳梗塞,TIA,内頚動脈狭窄症

超急性期機械的血栓回収療法

高血圧性脳内出血

くも膜下出血,脳動脈瘤,慢性硬膜下血腫

もやもや病

脳動脈解離

脳静脈・静脈洞血栓症

脳アミロイドアンギオパチー

高血圧性脳症

遺伝性脳血管疾患

II章 認知症

アルツハイマー病,軽度認知機能障害

レビー小体型認知症

前頭側頭型認知症(FTD)

大脳皮質基底核変性症(CBD)

原発性進行性失語症

血管性認知症

特発性正常圧水頭症(iNPH)

遺伝性白質脳症/認知症

III章 運動系の障害

パーキンソン病

進行性核上性麻痺

本態性振戦

ハンチントン病

脊髄小脳変性症

痙性対麻痺

物質の脳沈着による神経変性(鉄,ヘモジデリン,カルシウム)

IV章 運動神経疾患類縁

脊髄性筋萎縮症,球脊髄性筋萎縮症

筋萎縮性側索硬化症

若年性一側上肢筋萎縮症(平山病)

V章 脱髄疾患

多発性硬化症(MS)

視神経脊髄炎スペクトラム

MOG抗体関連疾患(MOGAD)

自己免疫性ノドパチー

VI章 自己免疫性脳炎・硬膜炎

自己免疫性脳炎

肥厚性硬膜炎,神経サルコイドーシス

VII章 末梢神経疾患

Guillain-Barré症候群,Fisher症候群

CIDPとその類縁疾患(MMN with conduction block)

免疫性ニューロパチー(POEMS症候群,MGUSニューロパチー,自己免疫性自律神経節障害)

その他のニューロパチー(糖尿病性,傍腫瘍性,薬剤性ニューロパチー)

血管炎性ニューロパチー(EGPAも含む)

圧迫性ニューロパチー(手根管症候群,肘管症候群)

家族性アミロイドポリニューロパチー(遺伝性トランスサイレチンアミロイドーシス)

シャルコー・マリー・トゥース病/HSAN

重症疾患多発ニューロパチー(CIP)

VIII章 筋疾患

重症筋無力症

Lambert-Eaton筋無力症候群

炎症性筋疾患

筋強直性ジストロフィー

筋ジストロフィー

遺伝性周期性四肢麻痺,非ジストロフィー性ミオトニー症候群

先天性ミオパチー

IX章 神経系感染症

脳炎

髄膜炎の診断と治療

ヒトTリンパ球向性ウイルス脊髄症(HAM)

プリオン病

進行性多巣性白質脳症(PML)

COVID-19 神経感染症

X章 代謝性疾患

ファブリー病

ミトコンドリア病

Wilson病

XI章 頭 痛

片頭痛

緊張型頭痛

群発頭痛と三叉神経・自律神経性頭痛

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症,脳脊髄液漏出症)

三叉神経痛

可逆性後頭葉白質脳症(PRES),可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)

XII章 てんかん

てんかん

XIII章 神経(脳神経内科)系疾患における新たな治療・新薬の動向

神経(脳神経内科)系疾患における新たな治療・新薬の動向

XIV章 神経(脳神経内科)系疾患における新たな診断技術・臨床検査の動向

神経(脳神経内科)系疾患における新たな診断技術・臨床検査の動向

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書籍情報

  • ISBN:9784883784776
  • ページ数:488頁
  • 書籍発行日:2024年5月
  • 電子版発売日:2024年6月6日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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