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- チャートでわかる!脳神経救急マネジメントノート 改訂2版
商品情報
内容
初期研修医が救急部門をローテイトするとき、遭遇する脳神経疾患に適切に対処できるよう企画された本書。症状では頭痛、意識障害、けいれんなど、疾患では脳卒中や外傷など救急外来でよく経験するものを中心にとりあげています。
序文
改訂にあたって
本書は,卒後初期研修の手引書です.救急部門をローテイトするとき,遭遇する脳神経疾患に適切に対処できるようにと企画されました.そのため,症状では頭痛,意識障害,けいれんなど,疾患では脳卒中や外傷など救急外来でよく経験する症状や疾患を中心にとりあげてあります.脳神経疾患が疑われたら,すぐCTをとるのでなく,順序だてて診断と治療を行う必要があることをチャートで示しました.治療や手術適応についても簡単にまとめ,専門医に相談するポイントを示し,治療開始や専門病院への転送が遅れないように配慮してあります.もちろん,本書にはポイントしか書かれてありません.多くの症例を経験して,専門的な書物や文献でさらに深く学ぶことが必要ですが,その手引書として利用してください.
また,脳神経を専門としない一般医や家庭医には,初診患者に紛れ込んだ脳神経疾患の初期対応や患者転送のタイミングを知る小冊子として,また,脳卒中や救急疾患の診療にたずさわるコメディカルには,少しくわしいマニュアル本としても役立つと期待しています.
なお,本書の初版は2004年ですが,すでに10年が経過しました.その間,新しいガイドラインの発表や新薬の発売があいつぎ,脳神経疾患の診断と治療は大きく進歩しました.MRIの重要性が増し,脳卒中,とりわけ脳梗塞の治療が大きく変貌したのがその代表ですが,それらの進歩や変化も追加し改訂しました.一方,著者自身も救急患者を引き受ける立場から,救急の受け入れをお願いする立場に変化しました.この改訂版には,新しい知見ばかりでなく,救急患者を送る医師の視点も加えることができ,使いやすくなったと自負しています.
白衣のポケットに入れられたこの小冊子が診療の現場で役立つことを願っています.
改訂にあたり,監修を京都大学医学部脳神経外科教授・宮本 享先生にお願いしましたところ,極めてご多忙にもかかわらず快くお引き受け頂き,細部にわたりご助言を頂いたことに深く感謝いたします.
中尾クリニック院長
元神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科部長
中尾 哲
目次
・監修にあたって
・改訂にあたって
【1 症状別マネジメント】
<A> 頭痛
<B> 意識障害
<C> けいれん(てんかん)
<D> めまい
<E> 失神
<F> 運動麻痺
<G> しびれ(感覚障害)
【2 病態別マネジメント】
<A> 髄膜刺激症状
<B> 頭蓋内圧亢進症状(ヘルニア)
<C> 水・電解質異常
◆ 低ナトリウム血症
◆ 高ナトリウム血症
◆ 高カリウム血症
◆ 低カリウム血症
◆ 低カルシウム血症
◆ 高カルシウム血症
【3 疾患別マネジメント】
<A> 脳卒中(脳血管障害)
◆ くも膜下出血
・解離性動脈瘤
・感染性動脈瘤
・外傷性動脈瘤
・症候性未破裂脳動脈瘤
・無症候性未破裂脳動脈瘤
◆ 脳出血
◆ 脳動静脈奇形(AVM)
・海綿状血管腫
・静脈性血管腫
◆ 脳梗塞
◆ 一過性脳虚血発作(TIA)
◆ 特殊な脳卒中
・頸動脈海綿静脈洞瘻(CCF)
・硬膜動静脈瘻(dural AVF)
・静脈洞血栓症
・もやもや病
<B> 中枢神経系の炎症
◆ 髄膜炎
◆ 脳炎
◆ 脳膿瘍
◆ 硬膜下膿瘍
<C> 脳腫瘍
◆ 原発性脳腫瘍
◆ 転移性脳腫瘍
<D> 水頭症
<E> 頭頸部外傷
◆ 外傷性頭蓋内出血
◆ びまん性脳損傷
◆ 頭蓋骨骨折
◆ 顔面外傷
◆ 頸椎・頸髄損傷
【4 画像診断】
<A> 単純X線
<B> CT
<C> MRI
<D> 脳血管撮影
【5 参考資料】
<A> 脳神経治療薬
・抗てんかん薬
・浸透圧利尿薬
・副腎皮質ホルモン(ステロイド)
・降圧薬
・鎮静薬・睡眠薬
・抗血小板薬,抗凝固薬,血栓溶解薬
<B> 神経学的検査
・デルマトーム,末梢神経
・徒手筋力検査法
・神経の反射弓
<C> 英略語
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書籍情報
- ISBN:9784840449311
- ページ数:200頁
- 書籍発行日:2014年6月
- 電子版発売日:2014年10月10日
- 判:新書判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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