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薬剤師のトリアージ実践ガイド 第2版 バイタルサインと問診による重症と軽症の見分け方(先行予約)

  • ISBN : 9784621305706
  • ページ数 : 146頁
  • 書籍発行日 : 2020年11月
  • 電子版発売日 : 2020年11月18日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
  • ※ 11月27日 ダウンロード開始予定
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,850 (税込)
ポイント : 70 pt (2%)

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商品情報

簡潔でわかりやすく、主要な症状がまとまっていると好評を博してきた第1版から、内容を更新し、さらに薬剤師が行うべきトリアージがわかりやすくなって全面改訂!
薬剤師によるトリアージは、薬局での対面販売や在宅患者の訪問の重要性が増してきた現代において、必須の技術となっている。トリアージを行う際に重要なことは患者の全身状態を的確にとらえること、患者本人や周辺から問診を行い、症状を的確に把握することが何よりも重要になってくる。症状を紹介し、患者のどのような点に注意すべきかをわかりやすく解説。さらに、受診勧奨後の医師がどのように考えるかなど、発展的な内容にも触れる。現場で役立つ知識が詰め込まれた本書で学んで、患者に対応する力を身に付けよう。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

はじめに

本書の初版が出版されてから10 年近くが経つ.その間,トリアージに関する臨床現場の状況はどう変わったであろうか? 臨床の現場に詳しい,宮城県薬剤師会顧問の佐々木孝雄氏に伺った.

近年,街の薬局に対して調剤業務偏重という状態からの脱却を求める声が高まっている.2016 年には健康サポート薬局制度がスタートし,要指導医薬品なども含めた服用薬剤の一元管理が求められている.また改正薬剤師法には,調剤した薬剤を服用中の患者の状態把握とそれに応じた情報提供・指導の強化が盛り込まれている.このように薬局・薬剤師にとって,目の前の患者の状態を的確に把握するスキルの習得が喫緊の課題である.「薬剤師によるトリアージ」,多くの薬剤師に取り組んでいただきたい.このように,トリアージは薬剤師が持つべき臨床技能として,その重要性はますます高まっている.

今回改訂版を出す機会に恵まれ,約1 年をかけて大幅な修正と加筆を行った.以下に,おもな改訂点と,改訂を行った理由を示す.

トリアージの本質である「重症と軽症の見分け方」に関する概略を,改訂にあたって冒頭1章として加えた.トリアージとは経験豊富な個人の“職人技”ではなく,一定の“手順”を習得すれば誰でもできる合理的“仕組み”でなければならない.“職人技”は“手順”を繰り返しながら身に付けていくものである.最初に,重症と軽症を見分ける“仕組み”の理論と,その“手順”の大枠を知ることによって,2 章以降の理解が深まる.重症と軽症を見分ける“手順”において,最優先されるのはバイタルサインである.しかし,薬剤師のトリアージに関する類書では,バイタルサインについてあまり触れられていないように思われる.第2 版では2 章において,十分な紙面を割いてバイタルサインの理論と実践を解説した.初版ではバイタルサインを「全身状態の評価」として解説していた.しかし,「全身状態」という言葉には,経験に基づく“職人技”のニュアンスがある(実際,ある程度臨床経験を積まないと,全身状態という言葉はしっくりしないので,特に薬学生にはわかりにくいかもしれない).第2 版では,バイタルサインを使いこなす“手順”を身に付けるために,ABCD アプローチという「観察法」について解説している(重要なのはバイタルサインを「測定」することではなく,バイタルサインの視点で「観察」することである).ABCD アプローチを繰り返していくと,「全身状態」や「第一印象」といった“職人技”的な見方が身に付いてくる.

初版の出版以降,さまざまな学会が診療ガイドラインを公開している.その多くは特定の疾患の「治療」に重点を置いているが,「疫学」や「症状」についても重要な情報が示されている.また,特定の症状(頭痛,咳せき,便秘,腰痛など)に関する診療ガイドラインでは,重症疾患を疑わせるレッドフラッグサインが示されている.薬局で見る主症状を扱った5 章では,新しいガイドラインを積極的に参照している.5 章で取り上げた症状以外にも重要な症状がある.それらを適宜「note」において解説した.さまざまな症状を取り上げることによって,薬学生の症候学テキストとしても十分使用に耐えうるものになったと考えている.在宅医療の現場では,薬剤師の関与がこれまで以上に期待されている.在宅でもトリアージ能力は欠かすことができない.本書では新しく6 章として,在宅患者のトリアージについてまとめた.在宅患者は容態が不安定で,かつ症状がわかりにくいため,薬局とは少し異なった見方が必要である.バイタルサインを重視した患者の観察法について解説した.

各章や各節ごとに要点整理としての「エッセンス」を提示し,読者が理解しやすくなるように工夫した.低学年の薬学生にも読みやすくするように,難しい医学用語にはルビをふった.2019 年12 月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19 )が中国から始まり,2020 年3 月にはパンデミック宣言が出るに至った.2020 年9 月の時点で,収束のめどはたっていない.このような状況にあって,COVID-19 を念頭に置いた発熱患者のトリアージは,医療現場で重要な役割を果たしている.ところで,COVID-19 に対するトリアージの理論的根拠は,本書で解説している重症と軽症を見分ける“仕組み”の理論と何ら変わりはなく,その二本柱はバイタルサインと問診である( 1 章).例えば,問診で「発熱が数日持続する」ことがわかれば,「普通のカゼの経過とは違う.軽症と見なしてはいけない」と判断する.さらに,「息苦しさ(呼吸障害)」や「ぼんやりとしている(意識障害)」といったバイタルサインに直結する症状があれば,「肺炎になっているかもしれない.重症だ!」と判断する.病院であっても薬局であっても,どのような症状や疾患であっても,トリアージの本質は同じである.

「患者をみる力」を学ぼうとする薬剤師や薬学生の熱意に,本書が少しでも応えられれば幸いである.


2020年9月

津田沼中央総合病院 内科医長
城西国際大学 薬学部 客員教授
佐仲雅樹 

■ 目次

1章「重症」と「軽症」を見分ける“手順”と“仕組み”

1.薬剤師の判断

2.重症度と緊急度

3.バイタルサインと問診の意義

2章 バイタルサインの理論と実践

1.バイタルサインの知識

2.バイタルサインの実践

  1)気道/2)呼吸/3)循環/4)意識

3.バイタルサイン,ABCD アプローチ,全身状態

3章 問診の理論と実践

1.問診による症状分析

2.問診の要点

  1)問診の概要/2)OPQRST 問診法の理論背景

3.レッドフラッグサイン

4.経過観察の重要性

4章 トリアージの実際

1.薬局トリアージの“手順”

2.薬局トリアージにおける2つの視点

3.在宅のトリアージ

5章 薬局で見るおもな症状

症状1:頭痛

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  くも膜下出血/脳内出血/椎骨動脈解離/細菌性(化膿性)髄膜炎/単純ヘルペス脳炎/急性緑内障発作

  /帯状疱疹(三叉神経第1 枝領域)

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  急性細菌性鼻副鼻腔炎/脳腫瘍/巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)

 3.「軽症」疾患

  片頭痛/緊張型頭痛/薬剤乱用頭痛/かぜ症候群

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」

症状2:咽頭痛

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  急性喉頭蓋炎/扁桃周囲膿瘍/急性冠症候群/無顆粒球症

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  伝染性単核球症/頸部悪性腫瘍/亜急性甲状腺炎

 3.「軽症」疾患

  急性咽頭扁桃炎/かぜ症候群

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」

症状3:咳・痰

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  急性心不全/肺炎/緊張性気胸/肺血栓塞栓症

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  肺結核/肺癌/急性細菌性鼻副鼻腔炎/慢性閉塞性肺疾患

 3.「軽症」疾患

  急性気管支炎/かぜ症候群/後鼻漏症候群/咳喘息/胃食道逆流症/アトピー咳嗽/薬剤性咳嗽/百日咳

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」

症状4:腹痛

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  急性冠症候群/腹部大動脈瘤/腹膜炎/急性腸管膜動脈閉塞/腹腔内出血/急性胆管炎/急性膵炎

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  腹部悪性疾患

 3.「軽症」疾患

  非特異的腹痛/胃酸関連上部消化管疾患/消化管機能異常症/尿管結石/帯状疱疹

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」

症状5:下痢

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  高度の脱水症/骨盤内腹膜炎/上部消化管出血

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  細菌性大腸炎/甲状腺機能亢進症/炎症性腸疾患/大腸癌

 3.「軽症」疾患

  急性ウイルス性胃腸炎/感染後の遷延性下痢/過敏性腸症候群/薬剤性下痢

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」

症状6:便秘

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  腸閉塞(イレウス)/馬尾症候群

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  大腸癌

 3.「軽症」疾患

  慢性機能性便秘/過敏性腸症候群

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」

症状7:腰痛

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  腹部大動脈瘤/急性大動脈解離/急性膵炎/馬尾症候群/急性腎盂腎炎

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  脊椎椎体骨折/脊椎感染症/腰椎椎間板ヘルニア/脊柱管狭窄症

 3.「軽症」疾患 

  急性非特異的腰痛/慢性非特異的腰痛/尿管結石

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」 

症状8:発熱

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  敗血症/急性感染性心内膜炎

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  亜急性心内膜炎/結核/腹腔内膿瘍/悪性腫瘍

 3.「軽症」疾患

  非特異的ウイルス感染症/薬剤熱/心因性発熱

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」 

症状9:全身倦怠感

基礎知識

重要疾患リスト

疾患各論

 1.「時間的余裕のない重症」疾患

  急性冠症候群/急性心不全/ギラン・バレー症候群/重症筋無力症/敗血症/電解質異常/急性ウイルス性肝炎/高血糖緊急症

 2.「時間的余裕のある重症」疾患

  悪性腫瘍/慢性感染症/甲状腺機能異常/貧血/うつ病

 3.「軽症」疾患 

  急性ウイルス感染症/薬物の副作用

薬剤師の「判断」

 1.「重症」の特定 

 2.「軽症」の見極め

医師の「診断」 

6章 在宅患者のトリアージ

1.「いつもの様子」と「何か変だ」

2.解釈と判断

3.在宅チームとしての対応

note

1.「第一印象」によるトリアージ

2. 炎症反応とバイタルサイン

3. アナフィラキシー

4. 急性気道感染症

5. 呼吸困難

6. 急性虫垂炎

7. 胸痛

8. 急性胃腸炎とは?

9. さまざまな消化器症状

10. 在宅患者の「元気がない」と薬物有害事象

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