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理学療法プログラムデザイン~ケース別アプローチのポイントと実際

  • ISBN : 9784830643521
  • ページ数 : 338頁
  • 書籍発行日 : 2009年5月
  • 電子版発売日 : 2020年11月25日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥7,700 (税込)
ポイント : 140 pt (2%)

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商品情報

適切な理学療法として理解できることだけを掲載した,119のケース!

「片麻痺」「パーキンソン病」「体幹」「肩関節」「股関節」「膝関節」「下腿・足関節」に分けて構成.それぞれ具体的な問題を抱えたケースが119列挙されている.ケースごとに「解説」「理学療法のポイント」「理学療法の実際」に分け,理学療法そのもののみを記してある.取り上げたケースについては,患者に起こっていることの具体的な問題点に対して,どのように考え,どのような理学療法を行えばいいのかに徹底してこだわった.

あわせて読む → 「理学療法プログラムデザイン」シリーズ

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

今から3 年以上前の平成18 年1 月19 日, 神戸大学時代の恩師である武富由雄先生から呼び出しを受け,行岡学園を訪問した.久しぶりにお会いした先生は,神戸大学の教授をされていた頃と変わらない元気さで,「教科書的な本の出版が相次いでいるが, 臨床の場での問題解決にヒントとなる技法を説明,理解させるような本が少ない.もっと,臨床の場ですぐに役立つ本が必要である.具体的な問題例をあげて,その問題解決方法を企画したらどうか」と熱く語られ,「外科医の術式を記載した本のように,個々の問題点に対する運動療法を詳しく書いた本を臨床の重要性を説いている市橋君に作ってほしい.」という大変難しい依頼(私にとっては命令のようなものであるが・・・)を頂いた.

企画・編集・執筆はすべてまかせるということで,時間をかけて企画を練ったが,体系的にすべてを網羅するような本にしようとすればするほど,私の中でまとまらず,どのような本の形式にするかを考えるだけで1 年を費やした(その間, 武富先生からの催促のメールに怯えながら).1 年間考えた結論は, あまり形にとらわれるのではなく,書けることだけを書く,知りたいことを書く,ということから入ることにした.

まず,私が患者をまかせても良いと思っている,信頼できる理学療法士の中から執筆者を決め,何でもいいから自分が書けることと自分では書けないけど知りたいことを挙げてもらった.その結果,300 以上の項目がテーマとして提出された.その中から,書けること,書いて意味があること,書いた内容が信頼できることを厳選していった.執筆者で集まり1 日かけて項目を絞り込んで,内容を決めていった.書けることだけを書いているため,体系だった本にはなっていない.例えば,片麻痺の項目はあるが,失調症の項目はない.つまり,失調症に対してこれだというものが私の中にはないのである.このような患者を経験して,こうしたら良くなったということのみを凝縮して書いた.

今はやりのエビデンスはない.もちろん,エビデンスの重要性を否定するつもりはない.片麻痺の歩行のエビデンスは早期に歩行させることと歩行の量が重要なことは,当然のことであり,最も重要なことであるが,このようなことは2 行で書ける内容である.個々の症例の個々のケースに対し,どのようにしてアプローチするのかが,エビデンスの次に重要であると私は考える.歩行時に振り出しができない場合にはどうするのか,膝折れが起こる場合にはどうするのか,膝のロッキングを起こす場合どうするのか,足尖を引きずる場合どうするのか等,臨床現場で問題となる様々なケースに対してどのように考え,どのような理学療法を行えばよいのかをエビデンスは教えてくれない.

疾患の説明や評価の方法等の詳細は省き,理学療法のみを書こうとした結果が,この本である.執筆者には編集者としてではなく,共著者として,内容にも遠慮無く意見を言い,何度も書き直しをお願いした.私が理解できないことは,すべて省いて,適切な理学療法として理解できることだけを掲載した.執筆者とは,原稿を前にどのような点がおかしいのかを直接会って意見交換を行い修正してもらった.もちろん,この本に書かれていることがすべてではなく,一部の理学療法に過ぎない.この本に書かれていることを行っても良くならない患者も経験する.ただ,この本に書かれていることを行い改善したことがあるのは間違いのない事実なのである.

最終的に,大項目は片麻痺,パーキンソン病,体幹,肩関節,股関節,膝関節,下腿・足関節の7 項目とした.ケースはすべて合わせて119 ケースとなった.これも最初から計画したわけでなく300 以上のケースから採用したケースが119 であり,それを強引に分類してみたら7 項目になったのである.このような従来にない方法で作り上げた本を「理学療法プログラムデザイン」と名付けた. 完成したものを読み直してみると, 私の力不足もあり,文章や図にしてしまうと伝えたいことの半分も伝えきれていない感はあるが,我々の臨床経験から得たアートの結晶が,少しでも臨床現場の理学療法士の感性を刺激し,その結果として,少しでも患者に喜びを与えられることに役立つことを心より願う.

最後に, このような楽しい(苦しい)機会を与えて頂いた監修の武富由雄先生と本書を企画・出版するにあたり協力して頂いたすべての方々に心より感謝致します.


平成21年5月

京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻
市橋 則明

■ 目次

第1章 片麻痺

麻痺側上肢が低緊張のケース

麻痺側下肢が低緊張のケース

麻痺側体幹が低緊張のケース

麻痺側上肢の分離運動ができないケース

麻痺側下肢の分離運動ができないケース

麻痺側の手指が屈曲位のままで,手指が伸ばしにくいケース

寝返り(背臥位から腹臥位)ができないケース

起き上がり(ベッド上背臥位から端座位)ができないケース

座位で円背姿勢をとるケース

座位で麻痺側に傾く姿勢をとるケース

座位で非麻痺側に傾く姿勢をとるケース

座位で前方への安定性が低いケース

座位で後方への安定性が低いケース

椅子から立ち上がる時に後方へ倒れ込む(座ってしまう)ケース

椅子から立ち上がる時に前方に倒れるケース

椅子から立ち上がる時に麻痺側に倒れるケース

床からの立ち上がりができないケース

平行棒内で片手支持での立位はできるが,支持なしではできないケース

立位時に膝のロッキングが生じるケース

立位時に膝屈曲位となるケース

立位時に体幹前屈ができないケース

立位時に側方への体重移動ができないケース

立位時にプッシャー現象を示すケース

立位時に病的伸展共同運動のために麻痺側の下肢に体重が乗らないケース

歩行時に平行棒を引っ張って歩くケース

感覚障害が著明で歩行が不安定なケース

歩行時の立脚初期に内反が生じるケース

歩行時の立脚初期に膝のロッキングが生じるケース

歩行時の立脚中期~後期に膝のロッキングが生じるケース

歩行時に膝折れが起こるケース

歩行時の立脚後期に蹴り出しができないケース

歩行時に非麻痺側のステップが小さいケース

麻痺側の単脚立脚期が短いケース

歩行時の立脚期に尖足が起こるケース

歩行や階段を降りる時に麻痺側の足が内反するケース

患側前型歩行で膝折れが起こるケース

歩行時に麻痺側の振り出しが困難なケース

歩行遊脚期に股関節外転(分回し)で振り出すケース

歩行遊脚期に体幹後傾で振り出すケース

歩行遊脚期に股関節屈曲や内転が大きいケース

歩行遊脚期に足尖の引きずりが生じるケース

非麻痺側での車椅子駆動ができないケース

第2章 パーキンソン病

すくみ足があるケース

突進現象があるケース

小刻み歩行を呈するケース

方向転換ができないケース

寝返りや起き上がりができないケース

第3章 体幹

体幹屈曲時に腰痛が増強するケース

体幹伸展時に腰痛が増強するケース

体幹屈曲,伸展時ともに腰痛が増強するケース

体幹回旋時に腰痛が出現するケース

長時間立位を保持することで腰痛が出現するケース

立ち上がり動作時に腰痛が出現するケース

座位で荷重すると殿部が痛いケース

第4章 肩関節

肩関節に夜間痛があるケース

挙上した上肢を降ろすときに肩に痛みが出現するケース

肩関節可動域運動時に上腕外側痛があるケース

肩関節挙上時に頸部の痛みが生じるケース

肩関節可動域運動時に過緊張があるケース

関節包の伸張性低下によって可動域の制限があるケース

肩関節周囲炎で肩甲上腕関節にアプローチしても可動域の改善がみられないケース

肩関節周囲炎で痛みを伴い,腕を上げることができないケース

ストレッチング時に肩甲骨の代償が大きいケース

腱版損傷で手が挙上できないケース

肩関節周囲炎で外旋ができないケース

肩関節運動時に不安定性が強いケース

インナーマッスルとアウターマッスルの筋バランス低下があるケース

肩甲骨周囲筋の機能低下があるケース

体幹筋の機能低下があるケース

第5章 股関節

股関節屈曲時の鼠径部の痛みがあるケース

股関節外転時に股関節外側部の痛みがあるケース

安静時に股関節屈筋や内転筋の過緊張があるケース

獲得した可動域がすぐ元に戻ってしまうケース

ストレッチング時に骨盤の代償が大きいケース

SLRが困難なケース

股関節の分離した運動が困難なケース

運動最終域での出力低下(lag)があるケース

股関節術後早期に起き上がりが困難なケース

股関節術後に座位が不安定なケース

股関節術後に立ち上がりが困難なケース

股関節術後にトランスファーが不安定なケース

立位時に患側への荷重が困難なケース

立位時に骨盤の移動が困難なケース

立位や歩行時に膝折れが起こるケース

立位や歩行時に膝のロッキングが起こるケース

臥位よりも立位でより股関節が屈曲位になるケース

片脚立位が不安定なケース

明らかな疼痛や筋力低下がないにもかかわらず歩行時の単脚支持期が短いケース

歩行時の股関節伸展が少ないケース

股関節外転筋力はあるがデュシャンヌ歩行になるケース

杖をつくと跛行が強くなるケース

しゃがみ込みができないケース

第6章 膝関節

手術後に術創部の軽度の癒着による痛みがあるケース

鵞足に痛みがあるケース

膝蓋腱に痛みがあるケース

腸脛靱帯に痛みがあるケース

膝蓋大腿関節に痛みがあるケース

膝関節可動域運動で運動方向に痛みが出現するケース(伸展時-前面,屈曲時-御面)

大腿四頭筋の筋力トレーニング時に痛みが出現するケース

膝関節伸展不全があるケース

歩行時の遊脚期で膝の屈曲が起こらないケース

歩行時の立脚期(荷重応答期)に膝の屈曲が起こらないケース

歩行時に膝のロッキングが生じるケース

階段の昇段はできるが降段が困難なケース

立ち上がりや階段を降りるときにニーインとなるケース

ランニング時にニーインとなるケース

バネのない歩行,走行を示すケース

第7章 下腿・足関節

歩行時に外反母趾による痛みがあるケース

歩行時にショパール関節の痛みがあるケース

歩行時に踵の痛みがあるケース

歩行時に下腿外側部の痛みがあるケース

ランニング時に脛骨内側面の痛み(シンスプリント)があるケース

ランニング時に足底腱膜の痛みがあるケース

足部のアライメント異常により膝関節の痛みがあるケース

足部のアライメント異常により腰部の痛みがあるケース

歩行時離踵から足尖離地のけり出しがうまくできないケース

足関節骨折術後に足関節可動域が悪いケース

足関節背屈ROM運動時に足関節前面の痛みが出現するケース

下腿部の筋打撲を起こしたケース


索引

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