臨牀消化器内科 2021 Vol.36 No.5 機能性消化管疾患-診療UPDATE

  • ISBN : 9784004003605
  • ページ数 : 116頁
  • 書籍発行日 : 2021年4月
  • 電子版発売日 : 2021年4月28日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥3,300 (税込)
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商品情報

特集「機能性消化管疾患-診療UPDATE」

本特集では,今日の消化器診療において,ますますその重要性を増しつつある機能性消化管疾患の診療に求められる最新の知識を第一線の先生方にわかりやすく解説していただいた.(編集後記より抜粋)

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■ 序文

巻頭言


樋口 和秀


機能性消化管疾患には,上部消化管疾患では,食道疾患である非びらん性胃食道逆流症(NERD),functional heart burn,reflux hypersensitivity と,機能性ディスペプシア(FD)がある.一方,下部消化管疾患では,過敏性腸症候群(IBS),慢性便秘症や慢性下痢症の一部がその範疇に入ってくる.これらの疾患に関する概念,疫学,病態,治療法などに関しては,いろいろな研究がなされ,それらを基に,種々のガイドラインが刊行された.

胃食道逆流症(GERD)に関しては,1980年代から世界的にGERDに対する関心が高まり,本邦においても,2009年に「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン」が発刊され,2015年に改訂されて,さらに2021年に改訂版が発表されようとしている.一方,2014年,日本消化器病学会は関連学会と協力し,IBSとFDに関する診療ガイドラインを刊行し,IBSは2020年に改訂第2版が発刊され,FDは2021年に改訂版が発表される予定である.  これらのガイドラインに大きな影響を与えたのが,国際統一基準を提唱し続けてきたRome委員会によるRomeⅢである(1988年にRomeⅠが発刊され,改訂を重ね,現在のRomeⅣに至る).RomeⅢからRomeⅣへの興味深い展開は,脳と腸(胃・食道)の相互作用のエビデンスが蓄積され,「脳腸(消化管)相関」を全面的にアピールした点である.そのうえで,運動障害や内臓知覚過敏,炎症やサイトカイン・ホルモンなどと粘膜機能の変化,腸内細菌叢の変化などとの関係に展開されてきた.最近では,さらに,脳‒腸‒腸内細菌相関という言葉までできてきた.

もう一つのガイドラインの特徴は,従来の臨床疑問(clinical question;CQ)とともに「すでに結論が明らかなもの」は背景疑問(background question;BQ),「エビデンスが存在せず,今後の研究課題であるもの」は未来研究疑問(future research question;FRQ)と,三つのQuestion 形式となってきた.たとえば,今回2020 年発刊の「過敏性腸症候群(IBS)診療ガイドライン2020」改訂版は,第1章の疫学・病態と第4章の予後・合併症ではすべてBQの8項目と3項目とされ,第2章の診断ではBQ1項目,CQ4項目,第3章の治療はCQ22項目とFRQ3項目からなり,内容的には治療に重点がおかれている.このように,IBSの診療ガイドラインは2020年に刊行され,GERDとFDの診療ガイドラインは2021年に発表が予定されており,それらの発刊および発刊に先駆けて最新情報のエキスをわかりやすく読者の方々に届けられることを喜ばしく思う.

慢性便秘症や慢性下痢症に関しては,これからいろいろと研究がされていくと思われるが,現時点での情報をお届けしたいと思う.それぞれエキスパートの先生方にお願いしているので,どうぞ内容をお楽しみいただきたい.


Kazuhide Higuchi

大阪医科大学第二内科(〒569‒8686 大阪府高槻市大学町2‒7)

■ 目次

特集「機能性消化管疾患-診療UPDATE」

巻頭言:樋口 和秀

1 .機能性上部消化管疾患

(1)機能性ディスペプシア

  a.疾患概念,疫学と病態/春日井邦夫他

  b.(改訂)学会ガイドラインに基づく診断/鈴木 秀和他

  c.(改訂)学会ガイドラインが提示する治療の要点/北條麻理子,永原 章仁

(2)機能性食道疾患

  a.疾患概念,分類と病態/沢田 明也,藤原 靖弘

  b.診断と治療-胸やけ,胸痛への対応/川見 典之,岩切 勝彦

2 .機能性下部消化管疾患

(1)過敏性腸症候群

  a.疾患概念,疫学と病態/金澤 素,福土 審

  b.改訂学会ガイドラインに基づく診断/千葉 俊美

  c.改訂学会ガイドラインが提示する治療の要点/神谷 武

(2)慢性便秘症-定義,分類,診断と治療/中島 淳

(3)慢性下痢症-診断と治療/山本 貴嗣

3 .機能性消化管疾患理解のための注目の視点

(1)オレキシンシグナルと機能性消化管疾患/奥村 利勝

(2)機能性消化管疾患と腸内細菌叢の変異/福居 顕文,内藤 裕二他

(3)過敏性腸症候群に対する治療の潮流/佐藤 研

(4)機能性ディスペプシアの責任臓器としての十二指腸/阿川 周平,二神 生爾他

〔連 載〕

検査値の読み方

 回腸憩室炎の2例/浅井 玄樹,藤江 肇

内視鏡の読み方

 腫瘍辺縁に上皮下浸潤所見を伴う平坦陥凹型の表在型食道癌/泉 敦子,由雄 敏之他

〔学会だより〕

第93回 日本胃癌学会総会/國崎 主税


前号ご案内

次号予告

編集後記/一瀬 雅夫

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