形成外科 2022年9月号【特集】私の乳房再建選択アルゴリズム

  • ページ数 : 127頁
  • 書籍発行日 : 2022年9月
  • 電子版発売日 : 2022年9月2日
¥3,630(税込)
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商品情報

内容

第65巻9号:乳房再建手術に関わる形成外科医は,一定のアルゴリズムをもって再建に臨んでいる。選択する項目としては,再建をするかしないか,一次か二次か,一期か二期かなどのほか,それらを選択する基準に,患者の希望,年齢,癌のステージなどがある。どのような基準で再建法や再建材料を選択しているか,各著者のアルゴリズムを解説した。

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序文

企画にあたって

近年乳癌患者の増加に加え乳房切除後の再建が保険収載されたことで,その再建数は年々増加しています。そして,その再建手術には多くの形成外科医が関わっており,それぞれの医師がその再建法の選択について一定のアルゴリズムをもって臨んでいると思われます。おそらく選択する項目としては,①再建をするかしないか,②一次か二次か,③一期か二期か,④自家組織かインプラントか,⑤インプラントの選択(種類,サイズなど),⑥自家組織の選択(RAM かLDかその他か)などがあると思います。そして,それらを選択する基準としては,①患者の希望,②年齢,③癌のステージ,④乳房の大きさ,⑤切除法や切除範囲,⑥術者や施設の方針(得意な技術や考え方),⑦術後の放射線治療や化学療法の有無などがあると思います。

そこで今回,わが国の乳房再建のトップランナーである先生方に,そのアルゴリズム(どのような基準で再建法や再建材料を選択しているか)についてご執筆をお願いいたしました。本特集が,実際の臨床の現場で若い先生方が再建法の選択に悩んだ時に,1 つの指標や助けになれば幸甚に存じます。


久留米大学医学部形成外科・顎顔面外科学講座 清川兼輔

目次

随想

美容外科の教育問題や専門医について思うこと (杉本 庸)

特集 私の乳房再建選択アルゴリズム

企画にあたって (清川兼輔)

私の乳房再建選択アルゴリズム(1)

―当科における自家組織乳房再建術式― (冨田興一ほか)

私の乳房再建選択アルゴリズム(2)

―自家組織を用いた乳房再建(片側から両側再建まで)― (葛城遼平ほか)

私の乳房再建選択アルゴリズム(3)

―東京医科歯科大学病院2022年版― (森 弘樹ほか)

私の乳房再建選択アルゴリズム(4)

―当科における乳癌治療と乳房再建の選択― (安田 圭ほか)

私の乳房再建選択アルゴリズム(5)

―患者が選ぶ乳房再建法― (梶川明義)

私の乳房再建選択アルゴリズム(6)

―内視鏡を利用した再建術― (淺野裕子)

コラム:編集委員長コラム[第37回] (細川 亙)

連載:形成外科Topics!

令和4年度診療報酬改訂について (関堂 充)

連載:私の心に残る1症例

No.37 (上村哲司)

連載:形成外科NEXT―次世代の本音―

超絶! むくみ診療のススメ (原 尚子)

連載:教室だより北~南

No.93 熊本機能病院 形成外科 (田邉 毅)

連載:短編小説で綴る論文探訪 たんろんたん

超える!:Paul Tessierが見た世界 (寺尾保信,去川俊二)

症例

気道閉塞を合併した良性対称性脂肪腫症の1例 (中村佑紀ほか)

術後の悪心・嘔吐予防目的で使用されたメトクロプラミドとハロペリドールの併用により錐体外路症状を呈した1例 (知原佑樹ほか)

橈尺骨骨幹部骨折後に母指伸展障害を来たした1例 (今井優花ほか)

外国文献抄訳 PRS Vol.149 No.1 (榊原俊介)

書評

『コンパス顔面骨骨折の治療 ベーシック編』

『スレッドリフトのセオリー ―PINCH 解剖学とテクニック―』

投稿規定

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書籍情報

  • ISBN:9784014106509
  • ページ数:127頁
  • 書籍発行日:2022年9月
  • 電子版発売日:2022年9月2日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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