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形成外科 2020年5月号【特集】美容医療の合併症から学ぶ3 -乳房増大術ほか-

  • ページ数 : 143頁
  • 書籍発行日 : 2020年5月
  • 電子版発売日 : 2021年2月26日
¥3,520(税込)
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商品情報

内容

第63巻5号 今回の8編11症例のうち,過半数がフィラーを用いた乳房増大術後の合併症の報告であった。しかし見逃してならないのは,そのほかの症例もすべてが異物(スレッドやバッグ)を用いた治療後のトラブルだという点である。「異物の体内への使用」が,美容医療の合併症における原因の大半であることが示唆されると考えられる(「企画にあたって」より)。

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序文

企画にあたって

この特集は,形成外科医・美容外科医のみならず一般社会やマスコミでも大きな反響を呼んだ,2015 年の本誌特集「美容医療の合併症から学ぶ-1;フィラー編」(58 巻9 号)と「美容医療の合併症から学ぶ-2;骨切り他編」(同10 号)の続編です。

今回の8 編11 症例のうち,過半数がフィラーを用いた乳房増大術後の合併症の報告ということになり,その点では「フィラー編」に似た意味合いをもつ警告特集になりました。しかし見逃してならないのは,フィラー注入症例でないそのほかの症例も,すべてが異物(スレッドやバッグ)を用いた治療後のトラブルであるという点です。意図せずしてそのような特集結果になったことは,注目すべきことです。すなわち,「異物の体内への使用」が,美容医療の合併症における原因の大半であることが示唆されると考えられます。

もちろん,医療における合併症を正しく評価するには,医療行為別にどの程度の数が施行され,その中でどの程度に合併症が起こったのか,という発生率の算出が重要です。しかし,美容医療では合併症の発生率を調べるようなシステムがまったく構築されていません。

今後は,本特集のような症例報告による合併症の検討だけでなく,美容医療における合併症の統計的な報告が論文として投稿されるようになることを期待します。


大阪みなと中央病院院長・美容医療センター長 細川 亙

目次

随想「乳爺の独り言」 (矢野健二)

特集:美容

美容医療の合併症から学ぶ3―乳房増大術ほか―

企画にあたって (細川 亙)

アクアフィリング(R)による乳房増大術後に授乳を契機に感染を来たした1例(名倉直美ほか)

アクアフィリング(R)による乳房増大術後の合併症の1例(佐藤兼重ほか)

アクアフィリング(R)およびアクアリフト(R)による乳房増大術後の合併症各1例(森山 壮ほか)

乳房増大に使用されたアクアフィリング(R)およびアクアリフト(R)による合併症各1例 (藤井麻紀ほか)

シリコン注入乳房増大術後にGuillain-Barre症候群様症状とサルコイドーシス様病変とを発症したヒトアジュバント病の1例(前波芳周ほか)

インプラントによる乳房増大術後の合併症の3例(田原真也)

スレッドリフト後に生じた顔面皮膚瘻孔の1例(福田健児)

乳房と殿部に埋入していたシリコンラバースレッド除去を行った1例(野本俊一ほか)

コラム:編集委員長コラム[第9回](細川 亙)577

連載:私の心に残る1症例

No.23(橋本一郎)

連載:みんなで考えよう! 足病カンファレンス<動画付き>

[case 17]創傷を治すだけでは,治療は終わらない(寺部雄太) 582

連載:形成外科NEXT―次世代の本音―

基礎研究とサブスペシャリティ(冨田興一)

連載:教室だより北~南

No. 65 東北医科薬科大学医学部 形成外科学(権太浩一)

特別寄稿

「大学で働く美容外科医の告白」(原岡剛一先生著)に寄せて(清川兼輔)

原著

術後血腫予防に塩酸パパベリンを用いる有用性について(水村奈央ほか)

Minimal cheek flapによる癌切除後の下眼瞼全層欠損の再建(吉龍澄子ほか)

経験

当科における乳児血管腫に対するプロプラノロール内服療法の検討(福井充香ほか)

長母指伸筋腱断裂に対するrunning interlocking horizontal mattress sutureの成績 (宇佐美聡ほか)

調査

当院における耳ケロイドの治療戦略(加来知恵美ほか)

症例

異物刺入後60年を経過して発症したpencil-core granulomaの1例(黒田正義ほか) 640◆外国文献抄訳 

PRS Vol.144 No.3(山下昌信)

投稿規定

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書籍情報

  • ISBN:9784014106305
  • ページ数:143頁
  • 書籍発行日:2020年5月
  • 電子版発売日:2021年2月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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