小児てんかんの最新医療 改訂第2版<小児科臨床ピクシス>

岡 明 (専門編集) / 五十嵐 隆 (総編集) / 中山書店

  • ページ数 : 304頁
  • 書籍発行日 : 2014年10月
  • 電子版発売日 : 2021年12月10日
¥8,580(税込)
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商品情報

内容

日本では有効な新規抗てんかん薬が次々と使用できるようになった.てんかんの原因遺伝子が新たに判明し,国際抗てんかん連盟(ILAE)が提唱するてんかん症候群・発作分類が臨床の場で広がりをみせている.小児てんかんの高い治癒率を支えるのは,正確な症候群診断と予後予測に基づく治療方針であり,最新の知識が欠かせない.

あわせて読む → 「小児科臨床ピクシス」シリーズ

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序文

序─改訂にあたって

2008 年に本書を刊行した際には,毎日の診療に使いやすい小児てんかんのテキストをコンセプトとして,専門の先生方にご執筆いただいた.幸い多くの小児科の先生方に本書をご活用いただき,今回改訂の運びとなったことは編者としてたいへんにありがたく,執筆者を代表して感謝の意を表したい.

本書では,小児てんかんの診療上のポイント4 点を強調している.1.てんかんの症候群診断による予後予測に基づいた治療方針2.正確な神経画像診断の重要性3.難治な場合には脳外科的治療の可能性を追求する4.診断時から治療期間を通じて患者・家族の意思と生活に寄り添った指導の重要性

とくに,最後の点については,診断当初から疾患と治療の適応を十分に相談し,患者・家族と一緒に治療法を選択し,治療の間は児の生活様式に即した生活指導ができるように,ページを割いて解説していただいた.

この基本的な方針は初版から一貫しているが,最近のてんかん診療の変化に対応して改訂を進めた.新規抗てんかん薬が次々にわが国でも使用できるようになり,てんかんの診療に大きな変化をきたしている.こうした新規抗てんかん薬について情報を加え,最新の治療に役立てるようにした.また,新たな遺伝学的な知見や,最近のてんかんの症候群や発作分類の考え方についても加筆していただいた.

本書は,通読して小児てんかんの全体を把握するだけでなく,外来で知りたい知識をダイレクトに参照できるように構成されている.この改訂版も引き続きご活用いただき,日常診療にお役立ていただければ幸いである.


2014年9月

東京大学大学院医学系研究科
小児医学講座小児科学教授
岡  明

目次

1章 総論

てんかん診療へのアプローチ

 初診から発作型診断まで (岡  明)

 発作型からてんかん症候群診断と治療方針へ (岡  明)

 いつ治療を開始するか (亀井 淳)

 病名をどう告げるか (岡  明)

2章てんかんの原因

てんかんの病態生理

 発作時に何が起こっているのか (岡  明)

原因

 1 脳形成障害 (加藤光広)

 2 イオンチャネル異常 (山本俊至)

 3 内側側頭葉硬化 (杉浦千登勢,宮田 元)

 4 染色体異常・先天性代謝異常・神経変性疾患 (星野英紀)

代表的な原因疾患

 結節性硬化症 (水口 雅)

 Sturge-Weber症候群 (長澤哲郎)

 Angelman症候群 (杉浦千登勢)

 Down症候群 (佐藤 研)

 4p-症候群(Wolf-Hirschhorn症候群) (小沢 浩)

 ミトコンドリア異常症 (三牧正和)

 Menkes病 (小沢 浩,児玉浩子)

 Gaucher病 (阿部裕一)

 DRPLA (長澤哲郎)

3章 発作の見方と診断

 発作の分類と病歴のとり方 (赤坂紀幸)

 部分発作・焦点発作 (遠山 潤)

 全般発作 (遠山 潤)

4章 鑑別すべき疾患

 失神 (平田陽一郎)

 非てんかん性発作症状 (八谷靖夫)

 熱性けいれん (元田玲奈)

 テオフィリン関連けいれん (水口 雅)

5章 検査

血液検査

 初診時の血液検査 (井手秀平,福水道郎)

脳波検査

 脳波検査で何がわかるのか (前垣義弘)

 発作間欠期(非発作時)脳波の見方 (前垣義弘)

 発作時脳波検査:適応と所見 (前垣義弘)

脳磁図検査

 脳磁図の目的と適応 (久保田雅也)

画像検査

 CTで何を見るのか (青木茂樹)

 MRIで何を見るのか (青木茂樹)

 PETで何を見るのか (百瀬敏光)

 SPECTで何を見るのか (百瀬敏光)

6章 てんかん症候群

新生児期

 新生児けいれん (難波由喜子)

 ビタミンB6 依存性てんかん (岩崎博之)

 良性家族性新生児/乳児けいれん (岩崎博之)

乳児期

 大田原症候群 (久保田雅也)

 West症候群:原因 (大澤麻記)

 West症候群:症状 (大澤麻記)

 West症候群:検査 (阿部裕一)

 West症候群:治療 (阿部裕一)

 Dravet症候群(乳児重症ミオクロニーてんかん) (星野英紀)

 良性乳児てんかん (奥村彰久)

 軽症下痢に伴うけいれん (水口浩一)

幼児期

 Lennox-Gastaut症候群 (久保田雅也)

 ミオクロニー失立てんかん (久保田雅也)

 Panayiotopoulos症候群 (鈴木保宏)

 小児欠神てんかん (井上岳彦)

学童期

 中心・側頭部に棘波をもつ良性小児てんかん (斎藤義朗)

思春期

 若年欠神てんかん (井上岳彦)

 覚醒時大発作てんかん (澤浦法子)

 若年ミオクロニーてんかん (椎原 隆)

7章 治療

外来診療のポイント

 薬剤選択のポイント (高橋 寛)

 単剤治療と多剤併用療法 (高橋 寛)

 薬の飲み方の指導法 (佐藤敦志)

 治療の終了と再発 (高橋 寛)

 治療期間中の定期検査の進め方 (冨田 直)

 発作のある生活の注意点 (冨田 直)

 保育所・幼稚園・学校生活の調整 (林  隆)

 予防接種 (伊予田邦昭)

 かぜ薬などの併用 (宮嶋智子)

 運転免許の取得について (宮嶋智子)

 発達障害への配慮 (広瀬宏之)

 10代の患者に必要な配慮 (熊田聡子)

 女性患者に必要な配慮 (星野 愛)

 外傷性てんかん (大澤麻記)

 てんかんとリハビリ支援木村育美218

 重症心身障害児(者)のてんかん治療 (井手秀平,福水道郎)

 遺伝に関する相談にどう答えるか (山本俊至)

8章 てんかん外科

 小児科から外科治療へ (金澤 治)

 脳外科治療の実際 (川合謙介)

9章 薬剤治療の実際

 バルプロ酸(VPA) (佐藤敦志)

 フェノバルビタール(PB) (佐藤敦志)

 カルバマゼピン(CBZ) (佐藤敦志)

 ゾニサミド(ZNS) (佐藤敦志)

 ジアゼパム(DZP) (佐藤敦志)

 フェニトイン(PHT),ホスフェニトイン(FOS) (佐藤敦志)

 クロバザム(CLB),クロナゼパム(CZP),ニトラゼパム(NZP) (佐藤敦志)

 エトスクシミド(ESM) (佐藤敦志)

 ガバペンチン(GBP) (佐藤敦志)

 トピラマート(TPM) (佐藤敦志)

 ラモトリギン(LTG) (佐藤敦志)

 レベチラセタム(LEV) (佐藤敦志)

 アセタゾラミド(AZA) (佐藤敦志)

 臭化カリウム(KBr) (佐藤敦志)

 スルチアム(STM) (佐藤敦志)

 プリミドン(PRM) (佐藤敦志)

 スチリペントール(STP) (佐藤敦志)

 ルフィナミド(RFN) (佐藤敦志)

 Further Reading (佐藤敦志)

Quick Reference

 抗てんかん薬の用量・薬理 (佐藤敦志)

 けいれん重積 (三牧正和)

付録

てんかんへの社会的支援 (木村育美,古寺久仁子)

付表

先天性代謝異常,発作型

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書籍情報

  • ISBN:9784521739953
  • ページ数:304頁
  • 書籍発行日:2014年10月
  • 電子版発売日:2021年12月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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