Medical Practice 2023年8月号(40巻8号)急性腎障害(AKI)~新たな局面に向けて

  • ページ数 : 164頁
  • 書籍発行日 : 2023年8月
  • 電子版発売日 : 2023年7月31日
¥2,860(税込)
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内容

特集テーマは「急性腎障害(AKI)~新たな局面に向けて」.記事として,[座談会]急激なクレアチニン値の上昇が意味することとは?,[総説]急性腎障害の歴史的変遷,[セミナー]臨床データベースを用いたAKI疫学研究,[治療]AKI患者の専門家へのコンサルト,[One Point Advice]変わりゆく胃がん検診と「リスク層別化」の概念の普及/生物学的製剤についての雑感,[今月の話題],[知っておきたいこと ア・ラ・カルト]他.

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序文

急性腎障害(AKI)
新たな局面に向けて


急性腎障害acute kidney injury(AKI)は2000年頃より新たに使用されるようになった用語である.旧来は急性腎不全acute renal failure(ARF)と呼ばれていた病態が,高齢者に対する強い侵襲により生じる複数の臓器不全の一分症として生じること,しかも生命予後などのアウトカムを有意に悪化させることが広く認識されるようになり,新たにAKIと呼び変えることで,このような急性の腎機能障害に関心が集まり,早期診断と早期介入による予後改善が期待された.

AKIは血清クレアチニン濃度の変化と乏尿の程度により診断される症候群であり,その疾患スペクトラムは極めて広い.内科的疾患,外科手術後,急性心不全,救急診療,集中治療,がん化学療法などさまざまな臨床場面においてAKIは高い頻度で生じており,その病態は複数の因子が組み合わさって成立していると考えられる.一方,AKIを対象とした基礎研究は盛んに行われ,有望とされた薬剤介入もいくつか報告されているが,ことごとく臨床応用には至っていない.2012年には国際的に統一されたAKI診断基準が提示され,以降10年間にわたりAKIに対する疫学研究による知見は数多く得られたものの,AKIに対する新たな治療法はいまだ得られておらず,依然として高い死亡率が持続している現状がある.

本特集では,約20年の歴史を有するAKIにおいて,解決すべき課題を見据えたトピックスを各エキスパートの方々に解説していただいている.ようやく広く認識されるようになったAKIに対して,画期的な治療戦略をわれわれが手に入れるために必要な方策は何であるかを,本特集を通じて考えていただければ幸いである.


土井研人
東京大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学

目次

【特集】

扉……土井研人

座談会 急激なクレアチニン値の上昇が意味することとは?

出席者:守矢英和・安田日出夫・土井研人・山内敏正

総説 急性腎障害の過去と未来

急性腎障害の歴史的変遷……野入英世

AKIにおける診断アプローチ……小波津香織ほか

OnconephrologyにおけるAKI……松原 雄ほか

セミナー 急性腎障害における新しい方向性

臨床データベースを用いたAKI疫学研究……岩上将夫

造影剤腎症における最近の動向……宮本佳尚

AKIバイオマーカーのアップデート……堀野太郎ほか

肝腎症候群の新たな診断基準と管理……奥新和也ほか

腎うっ血によるAKI……池森敦子

AKIにおける中枢神経系の関与……松尾さゆみほか

肺腎連関とAKI……小丸陽平

新しい概念:subclinical AKIとAKD……中山幸大ほか

AKIからCKDへの移行……田中哲洋

小児AKIの現状……西 健太朗ほか

トピックス

AKIにおけるアンジオテンシンⅡの役割……平和伸仁

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とAKI……坪井直毅

治療 臨床におけるAKI治療の考え方

AKI患者の専門家へのコンサルト……下山皓太郎ほか

AKIに対する輸液戦略……吉岡晃佑ほか

AKI予防のための血圧管理……吉田 翼ほか

AKIに対する利尿薬の使い方……山田博之

AKIにおける薬剤投与設計……尾田一貴

AKIに対する腎代替療法のエビデンス……高橋和成ほか

この症例から何を学ぶか

敗血症性ショックから多臓器不全を呈して重症AKIを合併した一例……青木大宗ほか

Self-assessment test

【連載】

One Point Advice

変わりゆく胃がん検診と「リスク層別化」の概念の普及……山道信毅

心房細動に対する胸腔鏡下左心耳閉鎖術……松山重文

低カリウム血症をしっかりと診断できていますか?……野津寛大

オメガ-3脂肪酸経口投与と心房細動リスク……森田啓行

生物学的製剤についての雑感……佐藤浩二郎

無病息災から一病息災へ―医療の進歩あってこそ―……大西由希子

大腸内視鏡―Why, When and How?―(2)……斎藤 豊

アルコール依存症者の困った行動と対処法(2)……小松知己

今月の話題

心電図から心不全を診断するAI……荷見映理子

知っておきたいこと ア・ラ・カルト

大型顆粒リンパ球性白血病―血球減少や関節リウマチではリンパ球にもご注意を―……石田文宏

エキスパートが教える問診の勘どころ

対話から拾い上げるコモンディジーズ

(第2回)「足が痛くて眠れないんです」……飯野貴明

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書籍情報

  • ISBN:9784011304008
  • ページ数:164頁
  • 書籍発行日:2023年8月
  • 電子版発売日:2023年7月31日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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