救急·集中治療(24巻5・6号)クリティカルケアに必要な糖代謝と栄養管理

  • ページ数 : 226頁
  • 書籍発行日 : 2012年6月
  • 電子版発売日 : 2013年11月8日
¥6,160(税込)
ポイント : 112 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

Critical Careに携わる ICU、救急、麻酔、外科、内科の医師とコメディカルを対象に、解説と情報を満載した『救急・集中治療』が電子版となりました。

本書 24巻5・6号は、高度侵襲患者の代謝動態を理解した上で、栄養補助療法を計画することができるような内容となるよう企画いたしました。

序文

高度侵襲患者の代謝動態は,一般入院患者の代謝動態と大きく異なります.この特集では,集中治療部などで治療を受ける高度侵襲患者の代謝動態を理解したうえで,栄養補助療法を計画することができるような内容となるよう企画いたしました.中でも糖は最も重要な栄養素ですので,前半は侵襲下の糖代謝を中心にご専門の先生方に執筆いただきました.前半の最後には,筑波大学の寺島秀夫先生に血糖コントロールの総説をしていただきました.近年,栄養状態や代謝動態が患者により大きく異なる重症患者の栄養療法についても工ピデンスが集積されつつあります.後半は, 2009年に米国集中治療学会(SCCM : Society of Critical Care Medicine)と米国経静脈経腸栄養学会(ASPEN : American Society for Parenteral and Enteral Nutrition)が合同で発表した「成人重症患者栄養補助療法ガイドライン」の各項目につきまして,救急医療,集中治療に携わる先生に解説いただきました.この解説につきましては, ESPENなど他学会のガイドラインや, 2011年までに加わった新たな知見についても追加をお願いいたしました.

専門の先生方に執筆いただいたこの特集が,集中治療部や救急部で重症患者治療に指導的役割を果たす先生のみならず,研修医をはじめとした若手医師が,現時点での栄養療法の共通知識を得るための大きな助けになることと信じます.

最後に,お忙しいところ本特集の意義をご理解いただき,ご執筆いただいた先生方に心から御礼申し上げます.


特集編集 国元 文生

群馬大学医学部附属病院 集中治療部 副部長

目次

I.高血糖の急性毒性

Q 1.グルコーストランスポーター(GLUT)(江本 政広 他)

Q 2.糖化蛋白(齋藤 あき 他)

Q 3.血管内皮細胞における高血糖の急性毒性(鈴木 國弘 他)

Q 4.膵臓における高血糖の急性毒性(樋渡  大 他)

Q 5.肝臓における高血糖の急性毒性(佐藤  賢 他)

Q 6.脂肪における高血糖の急性毒性(黒田 雅士 他)

Q 7.筋における高血糖の急性毒性(笹岡 利安 他)

Q 8.免疫系における高血糖の急性毒性(薄井  勲)

Q 9.神経系における高血糖の急性毒性(山崎  浩 他)

Q10.凝固系における高血糖の急性毒性(塚本 憲史)


II.血糖管理のトピックス

Q11.インスリン抵抗性(齋藤 従道)

Q12.肥満と糖代謝(大井 晋介)

Q13.高脂血症と糖代謝(犬飼 敏彦)

Q14.PPARγ(佐藤 哲郎 他)

Q15.インクレチン(森   豊)

Q16.糖代謝の遺伝子制御(土屋 天文)


III.急性期血糖管理 総説

Q17.強化インスリン療法の歴史:その真相を読み解く(寺島 秀夫)

Q18.集中治療患者の推奨血糖値(寺島 秀夫 他)


IV.SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン

Q19.経腸栄養の開始〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン A 1-7 〕(大柳 治正)

Q20.経静脈栄養の開始〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン B 1-3 〕(福島 亮治)

Q21.経腸栄養の投与法〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン C 1-5 〕(土師 誠二)

Q22.経腸栄養適正化のモニタリング〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン D 1-6 〕(小山  諭)

Q23.適切な経腸栄養剤の選択〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン E 1-4 〕(服部 和裕)

Q24.補助療法〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン F 1-4 〕(西田 昌道)

Q25.経静脈栄養の適応〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン G 1-6 〕(山口  修)

Q26.呼吸不全〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン H 1-3 〕(山崎裕一朗 他)

Q27.急性腎不全(ARF)/急性腎障害(AKI)〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン I 1-2 〕(松本  博)

Q28.肝不全〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン J 1-3 〕(川岸 直樹 他)

Q29.急性膵炎〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン K1-5 〕(北村 勝哉 他)

Q30.終末期栄養療法〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン L1 〕(大原 寛之 他)

Q31.Permissive Underfeeding〔SCCM/ASPEN栄養管理ガイドライン X 〕(中村 智之 他)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:23.1MB以上(インストール時:50.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:92.4MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:36.4MB以上(インストール時:91.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:145.6MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784883785179
  • ページ数:226頁
  • 書籍発行日:2012年6月
  • 電子版発売日:2013年11月8日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。