CRITICAL CARE GUIDELINES 重症患者 診療指針

  • ページ数 : 1656頁
  • 書籍発行日 : 2020年10月
  • 電子版発売日 : 2020年9月11日
39,600
(税込)
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商品情報

内容

重症患者の診療に必要な情報を全国の専門医が執筆した本格マニュアル。最新の「コロナ診療」に関する項目も掲載

一般開業医,病院勤務医も含むすべての医療従事者に必要な重症患者の診療ガイド。
わが国の重症患者診療のエキスパート約350名が執筆した最新で最高水準の診療マニュアル。
「疾患」「処置」「診療手技」「処方」「方法」について,分かりやすく詳細に解説!
コロナ関連2項目を加えて、緊急出版!!

特色
・診療ガイドラインがあればそれを尊重しつつ,筆者の方法やコツを具体的に記載
・薬は,筆者の推奨度が高い順に記載,投与薬の濃度や投与速度も詳しく記載
・合併症は,頻度は少なくても危険性が高い合併症は必ず記載
・薬の使い方のポイントがあれば,そのコツを記載
・ケア上のポイントでは,ナース・技士が注意する点があれば記載
・患者家族への説明のポイントでは,手技や合併症に関する説明の要点を記載
・リスク管理や高次施設への移送についても記載

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文

監修にあたって


本書“重症患者診療指針”は,脳神経・呼吸・循環・肝腎・消化管などの各臓器管理と栄養・感染対策を含めた“全身管理の成功なしには重症患者は救えない”という考えを基本理念としています.


本書は,重症患者管理の経験が少ない研修医から,経験豊富な医師にまで役立ち,日常の重症患者診療には欠かせない実践的な本です.ベッドサイドで読み,実践し,症例から学び,読者が毎日成長するために作られた本です.個々の項目には,専門家による「珠玉の技(コツ)」が具体的に記載さています.


現在,多くの診療ガイドラインがあります.しかし,自分が受け持った患者さんには,ガイドラインをそのまま適応できない,利用したくても記述が具体性に欠けるということが少なくありません.さらに,多くの重症患者への処置や管理法にはガイドラインがないのが実情です.重症患者のベッドサイドで何か手がかりとなる検査法や具体的な処置はないか,次の一手はないかと悩むことが少なくありません.


そこで,本書では,診療ガイドラインがあればそれを尊重しつつ,基本的には筆者の方法やコツを具体的に記載して頂くことにしました.

例えば,

は,筆者の推奨度が高い順に記載,投与薬の濃度や投与速度も詳しく書いて頂きました.
● 医療器具や機器は,商品名を記載しました.
合併症については,頻度だけでなく,頻度は少なくても危険性が高い合併症は必ず記載しました.
薬の使い方のポイントがあれば,そのコツを記載しました.
ケア上のポイントでは,ナース・技士が注意する点があれば記載しました.
患者家族への説明のポイントでは,手技や合併症に関する説明の要点を記載しました.
リスク管理や高次施設への移送についても記載しました.


本書“重症患者診療指針”は,緊急病態と処置,中枢神経疾患と管理,呼吸器疾患と管理,循環器疾患と管理,腎・尿路疾患と管理,消化器疾患と管理,血液・凝固線溶系疾患と管理,代謝・内分泌系異常と管理,外傷・皮膚損傷・環境異常の病態と管理,産科疾患と管理,中毒と管理,感染症と管理,水電解質・輸血と管理,手術・麻酔と周術期管理,ICU管理からなります.


本書は,これまで書籍化されたことがない素晴らしい“重症患者診療指針”となりました.それぞれの専門家による珠玉の技を日々学び,重症患者診療を介して自分の技にして頂けることを希望します.今日の私は,昨日の私と違う! 明日の私は今日の私と違う!ということを実感して頂きたいと思います.


2020年6月


岡元和文 信州大学名誉教授
丸子中央病院特別顧問

目次

1.緊急病態と処置  章編集 久志本成樹

■緊急病態

緊急病態と処置の潮流

気道確保困難症

窒息・上気道閉塞

チアノーゼ

CO2ナルコーシス

激しい頭痛

激しい腹痛/急性腹症

血圧低下/低血圧

胸痛・背部痛

高体温/過高熱

悪性高熱症/悪性症候群(MH/NMS)

血液型不適合輸血

アナフィラキシー

造影剤によるアナフィラキシーショック

食物アナフィラキシー(アニサキス,運動誘発を含む)

薬物アナフィラキシー(NSAID含む)

薬剤性過敏症症候群

ハチ毒アナフィラキシー

■緊急処置

アナフィラキシーの実践的治療

小児の一次・二次救命処置(BLS・PALS)

成人の一次・二次救命処置(BLS・ALS)

心室細動の薬物療法

電気的除細動(AEDを含む)

自動心臓マッサージ器

開胸心マッサージ

緊急ペーシング(経皮的および経静脈的一時)

カルディオバージョン(頻脈性不整脈のために)

体外式心肺補助法(PCPS,ECPR)

心停止後症候群(PCAS)のICU管理

蘇生法の中止基準

2.中枢神経疾患と管理  章編集 黒田泰弘

■中枢神経疾患

中枢神経疾患と管理の潮流

高血圧性脳症

脳浮腫

小児の痙攣/痙攣重積

心停止後症候群

ICU-acquired weakness(ICU-AW)

敗血症における脳障害

一過性脳虚血発作(TIA)

急性期脳梗塞

脳出血

くも膜下出血

頭部外傷

ウイルス性脳炎/脳症

成人の細菌性髄膜炎(無菌性髄膜炎も含む)

小児の細菌性髄膜炎

小児の急性脳炎

小児の急性脳症

脊髄梗塞

脊髄硬膜下血種・硬膜外血腫

てんかん重積状態(成人)

Wernicke脳症

Guillain-Barré症候群

重症筋無力症

高次脳機能障害

■脳神経管理

腰椎穿刺,髄液検査

集中治療患者における脳神経所見の取り方

体温管理療法(成人)

小児の脳低温療法

中枢神経機能モニタリング(総論)

頭蓋内圧亢進/頭蓋内圧モニタリング/頭蓋内圧降下療法

内頸静脈球部酸素飽和度測定

近赤外線分光法(NIRS)

持続脳波モニタリング

聴性脳幹反応,体性感覚誘発電位(SEP)(短潜時体性感覚誘発電位SSEPを含む)

脳CT,脳MRI

神経集中治療における脳血管エコー検査

脳血管内治療

虚血性脳血管障害の外科的治療

3.呼吸器疾患と管理  章編集 大塚将秀

■呼吸器疾患

肺保護戦略の潮流

人工呼吸器関連肺傷害

人工呼吸器関連肺炎(VAP)

急性呼吸促迫症候群(ARDS)

誤嚥性肺炎

気胸・緊張性気胸

再膨張性肺水腫

透過性亢進型肺水腫

Inhalation injury

溺水による呼吸不全

重症急性細気管支炎

成人の気管支喘息

小児の気管支喘息/喘息重責

重症市中肺炎

医療・介護関連肺炎(NHCAP)

ウイルス性肺炎

MRSA肺炎

慢性呼吸不全の急性増悪

ICUにおける肺結核の診断と対応

ICUにおける肺非結核性抗酸菌症の診断と対応

急性好酸球性肺炎

グッドパスチャー症候群

肺真菌症

間質性肺炎の急性増悪(薬剤性を含む)

COPDの増悪

胸膜炎,膿胸

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

高度肥満に伴う呼吸不全

■呼吸管理

マスク換気困難への対策

ICUにおける緊急気管挿管法

気管挿管困難への対策(McGrathTMMAC,Airway scopeなど)

輪状甲状靭帯穿刺・切開法

経皮的気管切開法

外科的気管切開法

胸腔穿刺・胸腔ドレナージ法

酸素療法

マスクCPAPと経鼻高流量酸素療法(NHFT)

成人の非侵襲的陽圧換気法(NPPV)

小児の非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)

ボリュームコントロール換気(VCV)

プレッシャー・コントロール換気法(PCV)とプレッシャー・サポート換気法(PSV)

同期式間欠的強制換気(SIMV)

PEEP設定法

患者・人工呼吸器非同期

Open lung approach

APRV(airway pressure release ventilation))

分離肺換気

陽陰圧体外式人工呼吸

成人人工呼吸中の鎮痛・鎮静(評価法と合併症)

小児人工呼吸中の鎮痛・鎮静(評価法と合併症)

腹臥位療法

高二酸化炭素症許容法

人工呼吸器離脱法

気管チューブ抜管(extubation failureの概念を含む)

人工呼吸器依存症への対策

高頻度振動換気(HFOV)

成人の一酸化窒素吸入療法

新生児/小児の一酸化窒素吸入療法

重症呼吸不全に対する体外式肺補助(ECMO)

人工呼吸器前・中・後のチェックリスト

呼吸障害と呼吸理学療法

呼吸不全と栄養管理

4.循環器疾患と管理  章編集 佐藤直樹

■循環器疾患

循環管理の潮流

異常高血圧/高血圧緊急症

心原性ショック(病態・診断)

急性心不全─病院前,診断─

急性心不全─初期対応から退院まで─

右心不全

急性冠症候群(診断)

急性心筋梗塞(治療:ST上昇型と非ST上昇型)

不安定狭心症/冠攣縮性狭心症の治療

頻脈性不整脈

心房細動・粗動

WPW症候群・上室頻拍(治療)

心室頻拍(VT)

徐脈性不整脈(鑑別・心電図診断)

洞不全症候群(治療)

房室ブロック(治療)

致死的頻脈性不整脈(診断・治療)

Brugada症候群(診断・治療)

QT延長症候群(診断・治療)

心筋症

たこつぼ症候群

感染性心内膜炎

急性大動脈解離(Stanford AとB)

大動脈瘤破裂

急性肺血栓塞栓症

深部静脈血栓症(DVT)

急性動脈閉塞症

僧帽弁膜症

大動脈弁膜症

心筋炎

心膜炎(急性・慢性)

■循環管理

心エコー(Focused cardiac ultrasound(FoCUS)/肺エコー

心拍出量モニタリング

心原性ショックの薬物療法

抗凝固・血栓溶解療法

慢性心不全(薬物治療・非薬物治療)

リードレスペースメーカと皮下植え込み型除細動器

大動脈内バルーンパンピング(IABP)

経皮的補助循環カテーテル(Impella)

心タンポナーデ

経皮的心肺補助法(VA-ECMO)

カテーテル・アブレーション

冠動脈インターベンションステント留置術

左室補助人工心臓(LVAD)

心臓リハビリテーション

心不全と栄養管理

5.腎・尿路疾患と管理  章編集 土井研人

■腎・尿路疾患

AKIとRRTの潮流

造影剤腎症

急性腎障害(AKI)・急性腎不全(非乏尿性を含む)

慢性腎臓病

糖尿病性腎症

急性腎盂腎炎(敗血症対策を含む)

尿管結石/水腎症/尿瘤

溶血性尿毒症症候群(HUS)

急性腎炎症候群

ネフローゼ症候群

IgA血管炎(紫斑病性腎炎),IgA腎症

急速進行性糸球体腎炎(RPGN)

全身性エリテマトーデスによる腎障害

尿細管性アシドーシス

尿細管間質性腎炎(急性,慢性)

■腎臓管理

急性腎障害の薬物療法

慢性腎臓病の薬物療法

血液透析(HD)/血液濾過(HF)/血液濾過透析(HDF)・不均衡症候群と対策

持続血液濾過(CHF)/持続血液透析濾過(CHDF)

持続携帯式腹膜透析/自動腹膜透析(CAPD/APD)

被嚢性腹膜硬化症(EPS)

腎不全の栄養管理

6.消化器疾患と管理  章編集 真弓俊彦

■消化器疾患

肝胆膵疾患と管理の潮流(解説)

急性腹膜炎

非外傷性腹腔内出血

消化管穿孔

消化管異物

消化管出血

腸閉塞(intestinal obstruction とileus,術後イレウスを含む)

虚血性腸炎

上腸間膜動脈閉塞症(NOMIを含む)

急性肝炎

急性肝不全・遅発性肝不全

肝性脳症

薬剤性肝障害

非代償性肝硬変

肝腎症候群(HRS)

急性胆嚢炎・胆管炎(敗血症対策を含む)

急性膵炎/重症急性膵炎(栄養療法を含む)

■消化器管理

胃管・イレウス管留置法

急性肝不全に対する薬物療法

急性肝不全に対する血液浄化療法

重症急性膵炎に対する血液浄化療法/動注療法

肝不全の栄養管理

7.血液・凝固線溶系疾患と管理  章編集 松田直之

■血液・凝固線溶系疾患

急性期血液・凝固線溶系の潮流

急性期播種性血管内凝固症候群(DIC)

外傷に伴う血液凝固異常

血栓性微小血管障害(TMA)

ヘパリン起因性血小板減少症

血友病・von Willebrand病

後天性血友病

血球貪食症候群(HPS)

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

抗リン脂質抗体症候群

好中球減少

小児白血病の病態と治療

■血液・凝固線溶系管理

血液・凝固線溶系の検査と評価

赤血球輸血の適応─診療とエビデンス─

血小板輸血の適応─診療とエビデンス─

ATⅢ製剤─診療とエビデンス─

リコンビナントトロンボモジュリン(rTM)

8.代謝・内分泌異常・栄養と管理  章編集 小谷穣治

■代謝・内分泌・栄養異常

栄養管理の潮流(解説)

内分泌性ショック

Refeeding syndrome

Bacterial translocation

乳酸アシドーシス(ビタミンB1欠乏,ビグアナイド薬起因を含む)

低血糖症

糖尿病昏睡

糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)─正常血糖DKAを含む─

高血糖高浸透圧症候群

甲状腺機能低下症/粘液水腫性昏睡

甲状腺機能亢進症/甲状腺クリーゼ

副甲状腺機能亢進症(二次性を含む)

副甲状腺機能低下症(偽性機能低下症を含む)

急性副腎不全(副腎クリーゼ)

慢性副腎不全(ステロイド補充療法を含む)

抗利尿ホルモン分泌異常症候群(SIADH)

尿崩症

褐色細胞腫

栄養失調(クワシオルコル,マラスムスを含む)

神経性やせ症

■代謝・内分泌・栄養管理

重症患者のインスリン療法

糖尿病治療薬の使い方

重症患者の栄養管理(早期経腸栄養を含む)

人工膵臓

2型糖尿病の栄養管理

低栄養重症患者の栄養療法

高度肥満(BMI35以上を主に)の栄養管理

ICUにおける経腸栄養法

ICUにおける末梢静脈栄養法(PPN)

ICUにおける中心静脈栄養法

PICUの栄養管理のコツ

ICUにおける栄養サポートチームの役割

9.外傷・皮膚損傷・環境異常の病態と管理  章編集 横田裕行

■重症外傷の病態

重度外傷患者の疫学と治療

出血性ショック

非出血性ショック

Primary surveyとSecondary survey

外傷と気道確保(とくに頸椎損傷)

外傷患者の輸液療法 Massive transfusion protocol

局所性脳損傷

びまん性脳損傷

脊髄損傷(緊急手術適応を含む)

肺挫傷

心損傷

大血管損傷

腹部実質臓器損傷

腸管損傷

腹部コンパートメント症候群

脂肪塞栓症候群

圧挫症候群

骨盤骨折(TAEおよび創外固定法を含む)

四肢開放骨折の患者管理:創外固定法と内固定法

フレイルチェスト

Open abdomenの管理

大動脈内バルーン遮断法

外傷患者のIVR

■環境異常による外因性疾患の病態と治療

熱中症

偶発性低体温症

急性高山病(AMS,HACE,HAPE)

減圧障害

■熱傷など

広範囲熱傷(気道熱傷,減張切開,輸液療法を含む)

電撃傷,雷撃傷,化学損傷(化学熱傷)

重症凍傷

CO中毒

中毒性表皮壊死症(TEN)

Stevens-Johnson症候群(SJS)

10.産科疾患と管理  章編集 竹田 省

■産科疾患

産科疾患と管理の潮流

妊娠高血圧症候群(HDP)

HELLP症候群

羊水塞栓症

産科関連敗血症

■産科管理

産科出血

産科ショック

産科DICと輸血法

11.中毒と管理  章編集 織田 順

中毒と管理の潮流

急性エタノール中毒

局所麻酔薬中毒

β遮断薬中毒

抗不整脈薬中毒(ジキタリス中毒を含む)

アスピリン中毒

アセトアミノフェン中毒

抗うつ薬中毒

リチウム中毒

睡眠薬・抗不安薬中毒

フグ中毒/マムシ咬傷

一酸化炭素中毒

有機リン中毒,カーバメイト中毒

シアン中毒

天然ガス・プロパンガス中毒

塩素ガス中毒/硫化水素中毒

アルコール依存症(アルコール使用障害)

急性中毒の標準処置(活性炭・強制利尿の適応を含む)

胃洗浄

急性中毒と血液浄化療法

急性中毒と解毒拮抗薬

高気圧酸素療法(HBOT)

放射線障害:急性放射線症候群(ARS)

中毒起因物質に対する初療室・ICUの安全確保(避難,防護,除染など)

12.感染症と管理  章編集 志馬伸朗

■感染症

敗血症診療の潮流

成人敗血症/敗血症性ショック

小児敗血症/敗血症性ショック

緑膿菌感染症(多剤耐性緑膿菌:MDRP感染を含む)

黄色ブドウ球菌感染症

多剤耐性アシネトバクター(MDRA)感染症

深在性真菌症

壊死性軟部組織感染症(壊死性筋膜炎・ガス壊疽)

腸管出血性大腸菌(溶血性尿毒症症候群)

肺炎球菌感染症

レジオネラ感染症

破傷風

後天性免疫不全症候群(AIDS)/HIV感染症

ESBLとAmpC型βラクタマーゼ産生グラム陰性桿菌感染症

■感染管理

術後創部感染症

カテーテル関連血流感染症(CRBSI)

カテーテル関連尿路感染症(CAUTI)

小児重症感染症の管理

重症感染症と発熱管理

重症患者のTDM

血液浄化療法下の抗菌薬投与法

Selective digestive decontamination(SDD)/Selective oropharynx decontamination(SOD)

ICUにおける抗菌薬療法

新型コロナウイルス感染症 COVID-19─基礎,疫学,診断,薬物治療─

新型コロナウイルス感染症 COVID-19─人工呼吸と膜型人工肺─

13.水電解質・輸血と管理  章編集 鈴木武志

■水電解質異常

水電解質・輸液と管理の潮流

水中毒

浸透圧性脱髄症候群

高ナトリウム血症/低ナトリウム血症,高カリウム血症/低カリウム血症

高カルシウム血症/低カルシウム血症

高リン血症/低リン血症

高Mg血症/低Mg血症

代謝性アシドーシス

代謝性アルカローシス

■水電解質異常・輸血の管理

出血性ショックの輸液・輸血戦略

ICU小児患者の輸液計画

ICU成人患者の輸液計画

超音波ガイド下中心静脈穿刺法/圧測定法

ICUにおける輸血療法

輸血拒否への対応(エホバの証人など)

14.手術・麻酔と周術期管理  章編集 山蔭道明

■手術と周術期管理

周術期管理の潮流

手術部位感染(SSI)防止

手術と予防的抗菌薬投与

心臓血管手術の周術期管理

急性大動脈解離の周術期管理

呼吸器外科手術の周術期管理

消化器外科手術の周術期管理

腎移植の周術期管理

成人肝移植術の周術期管理(術後管理を中心に)

小児肝移植の周術期管理

輸血後移植片対宿主病

■麻酔と周術期管理

術中アナフィラキシー(ラテックスアレルギーを含む)

非心臓手術における合併心疾患の術前評価と管理

非肺手術における低肺機能患者の術前評価と管理

周術期の植込み型心臓電気デバイス(CIED)の管理

周術期の抗血小板薬の管理(緊急手術対策も含む)

周術期のワルファリンの管理(緊急手術対策も含む)

周術期の直接経口抗凝固薬(NOAC)管理

周術期副腎不全対策(ステロイドカバー)

緊急時の術前評価

緊急時の全身麻酔

局所麻酔薬中毒と対策

周術期の輸液療法

周術期体温管理

周術期の血液製剤の用い方

周術期大量出血(危機的出血)への戦略

Low cardiac output syndromeの周術期管理

頭蓋内圧亢進患者の周術期管理

周術期の深部静脈血栓症(DVT),ならびに肺動脈血栓塞栓症(PPE)の予防と現状

急性術後痛のICU 管理

集中治療におけるacute pain service は必要か?

術後認知症の予防戦略

大手術後の栄養管理(早期経腸栄養法を含む)

周術期リハビリテーション

周術期管理チーム

15.ICU管理  章編集 福家伸夫

■ICU管理の潮流(解説)

Open ICUとclosed ICU

PICU

ICU入室基準と退出基準

成人の重症度評価

多臓器障害(MODS)

ICU関連せん妄

ICU-acquired weakness(ICUAW)

ICU内感染と予防策(Infection Control Teamの役割を含む)

HBV,HCV,HIVキャリア対策

ICU患者の体温管理

高サイトカイン血症と管理

ICU症候群(昼夜逆転対策を含む)

ICUにおける口腔ケアの実際

ICUにおける排泄ケア

ICUにおける褥瘡対策

院内迅速対応システム(RRS)

ICUの安全管理(重症患者搬送を含む)

災害時のICU対応

ICUにおける医療倫理(DNAR,DNIを含む)

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書籍情報

  • ISBN:9784883787135
  • ページ数:1656頁
  • 書籍発行日:2020年10月
  • 電子版発売日:2020年9月11日
  • 判:A5判
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  • 同時利用可能端末数:2

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