Medical Practice 2022年11月号(39巻11号) 肝炎・肝硬変~知っておくべき最新の知見と実診療でのマネージメント法

  • ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2022年11月
  • 電子版発売日 : 2022年10月31日
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内容

特集テーマは「肝炎・肝硬変~知っておくべき最新の知見と実診療でのマネージメント法」.記事として,[座談会]肝炎・肝硬変をめぐる最近の状況,[総説]肝炎・肝硬変をめぐる最近の状況,[セミナー]慢性肝障害の鑑別と経過観察時の注意点,[トピックス]肝線維化に対する新規治療の開発状況,[One Point Advice]肺MAC症患者の外来管理,[知っておきたいこと ア・ラ・カルト] エルドハイム・チェスター病(ECD) 他を掲載.

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序文

今月のテーマ
肝炎・肝硬変~知っておくべき最新の知見と実診療でのマネージメント法


近年のウイルス肝炎罹患者数の減少,脂肪肝罹患者数の増加を背景に,肝炎をめぐる風景は大きく変わりつつある.肝硬変のさまざまな症候に対する新薬も複数登場し,肝炎・肝硬変は「古くからあるけれど新しい分野」となってきている.そのような中,本号では「肝炎・肝硬変」の特集が企画された.

本特集では,まず肝炎・肝硬変をめぐる最新知見を容易にアップデートできるよう,肝炎・肝硬変の疫学的な現状に加えて,最近改訂された最新版の「NAFLD/NASH診療ガイドライン」,

および,「肝硬変診療ガイドライン」のポイントを記載していただいた.肝炎ウイルス陽性であれば専門医に相談していた慢性肝障害も,最近よく見かける「ウイルスマーカー陰性・AST/ALT軽度高値持続症例」については,どのタイミングで専門医に相談すればよいのか迷うこともあるかもしれない.逆に,高次医療機関で診療を行っていると「なぜこの状況になるまで相談いただけなかったのか」,あるいは逆に,「なぜこの程度の段階で相談されるのか」と思うこともままある.そこで,実地診療で肝障害に遭遇したときの考え方を,専門医に相談すべきタイミングに中心を置きつつ概説していただいた.一方で,コンサルトを受けた専門

医側が,何を考えて ,どのように診療を進めているのかについても紹介していただいた.肝硬変については,肝硬変自体に介入する手段が肝移植しかない現状において,実地診療でどのように管理するか,肝硬変患者のトータルマネージメント上の注意点を中心に解説していただいている.また,肝線維化自体に対する近未来の治療法についてトピックスとして取り上げた.

AST/ALT異常を呈するすべての症例を専門医でマネージメントすることは現実的に不可能であり,専門医と実地医家や非専門医の先生方との上手な連携が不可欠である.本特集が,読者の先生方にとって肝炎・肝硬変についての最新状況を把握する良い機会になるとともに,効率的な病診連携を通じて患者の予後・QOL向上に少しでも寄与できることを願っている.


大塚基之
東京大学大学院医学系研究科消化器内科

目次

【特集】

・扉……大塚基之

・座談会

肝炎・肝硬変をめぐる最近の状況─効率的な病診連携に向けて─

出席者:山内敏正・大塚基之・小木曽智美・糸林 詠

・総説/肝炎・肝硬変をめぐる最新情報

肝炎・肝硬変の最近の疫学的変遷……加藤直也

NAFLD/NASHガイドライン最新版のポイント……徳重克年

肝硬変ガイドライン最新版のポイント……清水雅仁

・セミナー/肝障害の鑑別と専門医へのコンサルトを考えるべきポイント

肝炎の病態生理……及川恒一

肝硬変の病態生理……是永匡紹

肝炎・肝硬変症例で用いる血液検査・画像検査……五藤 忠

急性肝障害の鑑別と専門医へのコンサルトのポイント……吉田英雄

慢性肝障害の鑑別と経過観察時の注意点……伊藤敬義

肝線維化の推定法と専門医へのコンサルトのポイント,肝硬変の診断の実際……和田直大ほか

コンサルトを受けた専門医が行う対応・手順の実際……船戸和義

肝障害患者の耐術能についてのコンサルト……佐藤雅哉

・トピックス

新たな概念:代謝異常関連脂肪性肝疾患(MAFLD)……池嶋健一

肝線維化に対する新規治療の開発状況……阿部寛幸ほか

・治療/実地診療における肝炎・肝硬変のマネージメント法

ウイルス肝炎の治療と管理・ウイルス肝炎の残された課題……内山 明

NASHの管理と治療……玉城信治

アルコール性肝障害の管理と治療……糸林 詠

自己免疫性肝炎と原発性胆汁性胆管炎の管理と治療……坂木 理ほか

肝硬変患者のトータルマネージメント……厚川正則ほか

肝硬変に伴う合併症に対する管理と治療……小木曽智美

肝移植を考えるポイントとコンサルト時の注意点……上田佳秀

・この症例から何を学ぶか

肝不全に至ったB型肝炎関連肝硬変の一例……大塚基之

・Self-assessment test

【連載】

・One Point Advice

よもや,よもやの上部消化管内視鏡検査……三池 忠

誤嚥性肺炎など終末期の病気との向き合い方……成本 治

肺MAC症患者の外来管理……鈴木克洋

妊娠期高血圧の降圧目標……森田啓行

重症高トリグリセリド(TG)血症の原因・あれこれ……和田 淳

炎症性腸疾患の治療目標……加藤 順

高齢者の造血幹細胞移植……小林寿美子

SGLT2阻害薬使用中の1型糖尿病患者では糖尿病ケトアシドーシスに注意……及川洋一

・今月の話題

心不全緩和ケアトレーニングコース:HEPT……大石醒悟

・知っておきたいこと ア・ラ・カルト

エルドハイム・チェスター病(ECD)……本田 晃ほか

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書籍情報

  • ISBN:9784011303911
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2022年11月
  • 電子版発売日:2022年10月31日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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