医学のあゆみ267巻10号 HTLV-1関連脊髄症――病態解明と治療の最新情報

  • ページ数 : 70頁
  • 書籍発行日 : 2018年12月
  • 電子版発売日 : 2023年2月1日
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内容

HTLV-1関連脊髄症―病態解明と治療の最新情報
企画:山野嘉久(聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター病因・病態解析部門)


・HTLV-1関連脊髄症(HAM)は指定難病に認定されている難治性の疾患であるが,全国的な患者レジストリの構築により大規模データベースが完成し,その疫学的解析によって臨床像の詳細が明らかになってきた.
・これらの情報に基づいた予後不良因子の解明や,疾患活動性分類基準の確立も進み,難病における患者レジストリの重要性が示された.最近では,HTLV-1感染細胞を標的とした治療薬の開発研究も進んでいる.
・HAMは希少疾患であるため情報の入手が困難だが,基礎から臨床までHAMの情報を網羅する本特集が多くの臨床医や研究者,そして病気で苦しんでいる患者への有益な情報となることを願っている.

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序文

はじめに

ヒトT 細胞白血病ウイルス1 型(human T-cell leukemia virus type 1:HTLV-1)は世界ではじめて,ヒトにがんを引き起こすウイルスとして1980 年に発見された.さらに驚いたことに,このウイルスはがんとはまったく異なる神経疾患であるHTLV-1 関連脊髄症(HTLV-1-associated myelopathy:HAM)という病気をも引き起こすことが,1986 年にわが国の研究者によって報告された.HAM の発見から約30 年,病態メカニズムや治療に関する研究は大きく進歩した.そのなかに,わが国の研究者の研究成果が数多く含まれていることは特筆すべき事実である.

HTLV-1 はおもにT 細胞に持続感染しているが,最近の研究によって,HTLV-1 がどのようにして宿主のT 細胞に異常を誘導して病因T 細胞へと変化させ,HTLV-1 感染T細胞自らの増殖や持続的炎症を引き起こすのか,その機序の一端が垣間見えてきた.また,HAM は指定難病に認定されているきわめて難治性の疾患であるが,全国的な患者レジストリの構築によりHAM の大規模データベースが完成し,その疫学的解析によって臨床像の詳細が明らかになってきた.これらの情報に基づいた予後不良因子の解明や新しい疾患活動性分類基準の確立も進み,難病における患者レジストリの重要性が示された.つい最近では,これまでわれわれ研究者が追い求めてきた,HTLV-1 感染細胞を標的とした治療薬の開発研究も進んでいる.

本特集は,HAM の研究や治療の第一線で活躍されている先生方に,一般の先生方から神経内科専門医の先生方へ向けて,最先端の情報も含めて広く解説していただくことを目的として企画した.HAM は希少疾患であるため情報の入手が困難だと思われるが,HAMの情報を基礎から臨床まで網羅する本特集が,多くの臨床医や研究者,そして病気で苦しんでいる患者への有益な情報となり,よりHAM の理解が進むことを願っている.


企画:山野嘉久(聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター病因・病態解析部門)

目次

特集 HTLV-1関連脊髄症―病態解明と治療の最新情報

はじめに 山野嘉久

HAM の臨床像と発症病理 久保田龍二

HTLV-1サブグループによるHAM 感受性の違い 齊藤峰輝

HAM の臨床情報基盤 ─ 患者レジストリ“HAM ねっと” 八木下尚子

HAM の疫学的特徴 高田礼子

HAM の疾患活動性分類と治療 佐藤知雄

HAM における排尿障害の診断と治療 松尾朋博

腎移植によるHAM 発症のリスク 山内淳司

HTLV-感染細胞におけるゲノム・エピゲノム異常 山岸 誠

ウイルス学的見地からのHAM の病態 ─ ウイルス持続感染に関する最近の話題 松尾美沙希・佐藤賢文

連載

地域包括ケアシステムは機能するか❼

看護教育(医療従事者教育)のなかの地域包括ケアシステム― 病院の時代の発想を超えて 中村順子

医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及❹

東京医科大学のシミュレーション医療者教育 内田康太郎

TOPICS

臨床検査医学

がん遺伝子パネル検査の品質保証 前川真人

神経内科学

多系統萎縮症はプリオン病か? 下畑享良

生化学・分子生物学

糖結合蛋白“レクチン”を担体とした膵癌標的治療法の開発 下村 治・他

FORUM

がん教育の現状と課題❽

日本対がん協会のがん教育教材開発の取組み 本多昭彦

パリから見えるこの世界

ハイデッガーによる「テクネー」,あるいは技術から現代を考える 矢倉英隆

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書籍情報

  • ISBN:9784006026710
  • ページ数:70頁
  • 書籍発行日:2018年12月
  • 電子版発売日:2023年2月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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