医学のあゆみ272巻13号 不整脈のPrecision medicine

  • ISBN : 9784006027213
  • ページ数 : 92頁
  • 書籍発行日 : 2020年3月
  • 電子版発売日 : 2021年8月27日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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商品情報

不整脈のPrecision medicine
企画:清水 渉(日本医科大学大学院医学研究科循環器内科学分野)

・先天性QT延長症候群(LQTS)に代表される遺伝性不整脈は,心筋の活動電位を形成するイオンチャネルやこれに関連する細胞膜蛋白などをコードする遺伝子上の変異によって,特徴的な心電図異常と致死性不整脈を発症する.
・遺伝性不整脈には先天性LQTSのほかに,ブルガダ症候群,カテコラミン誘発多形性心室頻拍(CPVT),進行性心臓伝導障害(PCCD),QT短縮症候群(SQTS),早期再分極症候群(ERS)などが含まれる.
・不整脈患者でもiPS細胞から心筋細胞を作製し,患者ごとの心筋細胞の機能解析を行うことにより,precision medicineや新規の病態解明の可能性が期待されている.

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■ 序文

はじめに

先天性QT延長症候群(long QT syndrome:LQTS)に代表される遺伝性不整脈は,心筋の活動電位を形成するイオンチャネルやこれに関連する細胞膜蛋白などをコードする遺伝子上の変異によって,イオンチャネル,細胞膜蛋白,受容体の機能障害をきたし,特徴的な心電図異常と致死性不整脈を発症して心臓突然死の原因となる.遺伝性不整脈には先天性LQTSのほかに,ブルガダ症候群,カテコラミン誘発多形性心室頻拍(catecholaminergicpolymorphic ventricular tachycardia:CPVT),進行性心臓伝導障害(progressivecardiac conduction disturbance:PCCD),QT短縮症候群(short QT syndrome:SQTS),早期再分極症候群(early repolarization syndrome:ERS)などが含まれる.

先天性LQTSでは遺伝子診断率が75%と高く,頻度の多いLQT1,2,3型におけるわが国からの多施設後向きコホート研究により,遺伝子型,遺伝子変異部位,年齢,性別による不整脈イベントの違いが報告され,遺伝情報に基づいた生活指導や治療,すなわち先制医療(Precision medicine)がすでに実践されている.ブルガダ症候群では,病態に関連する遺伝子は心筋Naチャネル遺伝子のSCN5Aのみであるとされており,わが国の多施設前向きコホート研究でも,不整脈リスク因子であることが報告された.また,小児期の運動中の突然死の原因となるCPVTでも,リアノジン受容体遺伝子であるRYR2に約60%の頻度で変異を認める.一方で,その他のPCCD,SQTS,ERS,家族性AFにおける遺伝子診断率は低く,次世代シーケンサを用いた網羅的全ゲノム解析や全エクソン解析,あるいはゲノムワイド関連解析(GWAS)や,人工知能(AI)を用いたアプローチも行われている.また不整脈患者でも,人口多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell:iPS細胞)から心筋細胞を作製し,患者ごとの心筋細胞の機能解析を行うことにより,precisionmedicineや新規の病態解明の可能性が期待されている.

本特集では,これらの領域のエキスパートの先生方に最新の情報を提供していただくことにより,読者の皆様方の診療・研究の一助となれば幸いである.


日本医科大学大学院医学研究科循環器内科学分野
清水 渉

■ 目次

目次

ブルガダ症候群のPrecision medicine――多施設登録遺伝子研究から……山形研一郎

ブルガダ症候群のPrecision medicine──臨床リスク評価の立場から……森田宏

先天性QT延長症候群のPrecision medicine――日本人におけるLQTS多施設登録研究より……相庭武司

先天性QT延長症候群のPrecision medicine――臨床リスク評価の立場から……林研至

カテコラミン誘発多形性心室頻拍のPrecision medicine……大野聖子

心房細動のPrecision medicine──ゲノム情報・AIを用いたアプローチ……古川哲史

遺伝性不整脈のPrecision medicine――次世代シーケンサを用いたアプローチ……石川泰輔・蒔田直昌

不整脈のPrecision medicine──iPS細胞を用いたアプローチ……湯浅慎介

TOPICS

【生化学・分子生物学】

睡眠とシナプスでのリン酸化……中川寛之

【神経精神医学】

向精神薬の前に,身体要因と心情への配慮を――BPSDの対応……上田諭

【社会医学】

旧・民族衛生学会と優生関連法――健康学会による検証作業について……渡辺知保

連載

【診療ガイドラインの作成方法と活用方法】

16.ビッグデータは診療ガイドラインのエビデンスになるのか?……畠山洋輔

【老化研究の進歩】

5.DNA損傷応答と老化……本山昇

フォーラム

【日本型セルフケアへのあゆみ】

4.がんの在宅療養――家で,快適に,人生を有意義にする療養をめざして……児玉龍彦

【対話―ダイアローグのはじめかた】

7.市民の日常的な困りごと/心配ごとをめぐるダイアローグ……孫大輔

雑誌特集

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新刊紹介

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